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世界の果ては

昔々、この世界は平坦だったそうだ。

なんでも、世界の果てには大きな滝があって、虚空に向かって落ちているらしい。

しかし、時代は進み地球は丸いことが発見された。世界の果てに大きな滝なんか無かったということだ。

しかし本当だろうか。空の向こうには宇宙があり、地球は太陽系というものに属しているらしい。

その太陽系は、それよりももっと大きな銀河というものに属しているし。その銀河も、銀河の集合体である、銀河団に属している。

ならその向こうは?

そこは宇宙の果てらしい。なら宇宙の果てには何があるのか。やっぱり、そこには虚空があるらしい。

なんともはや、昔の人と同じ結論に達してしまった。昔の人も馬鹿にできたものではない。

しかし、どうにも不思議なことだ。世界の終わりにはかならず虚空があるらしい。

しかし、どうにもこの世界には終りがない。

ならどうすればいいのか。これも昔の人の知恵によると、落ちがあればいいらしい。なるほど、滝も落ちている。宇宙の果てが落ちているかどうか分からないが、多分落ちているのだろう。

なに?落ちの先には何があるのかって?

そんなもの、分かりはしない。

けど、多分虚空があると書いておけばいいのだろう。

便利な言葉だ、虚空

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