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第507話 幾人もの能力者

 総勢500名のロード隊が結界の外へ出た。


 辺りには骨の破片があり、景色は見晴らしが良かった。


 そしてメイビスの水晶の秘宝玉の予知の力により、前方からスカルソルジャーの群れが迫ってくるのがわかっていた。


「こいつが、スカルソルジャーなのか?」


 ハズレが不思議がる。


「魔物なんでしょ? 霧散化しないの?」


 スワンも不思議がる。


「何にしてもあの軍団を一体残らず倒しゃーいいんだろーー」


 グラスが武器を構え直す。


「しかし、ミハニーツさんはこれほどの数のスカルソルジャーをどうやって倒したのでしょう?」


 ドノミが呟く。


「何でもいいよ……勝てさえすれば、ほら来るよ! 皆気を引き締めて!」


 シルベが言う。


「よし! かかれーー!」


 ロードの号令で目の前のスカルソルジャーの軍団に立ち向かう部隊だった。



 ▼ ▼ ▼



「メタルパンチ!」


 鉄人のメタールがその鉄の拳でスカルソルジャーを粉砕していく。


「乗馬資格を使います!」


 資格マニアのプロマがスカルソルジャーに跨り、自転車のように走らせ、スカルソルジャーたちを薙ぎ払っていく。


「行くぞ我が腕の根!」


 樹人のジンジュが両手の根を伸ばしてスカルソルジャーを絡めとっていく。


「ウォーターカッター!」


 水人のシーリアンが腕からウォーターカッターを出してスカルソルジャーたちを切り裂いていく。


「はぁーーーー風の波動!」


 全身に穴の開いた風人のカザナは全身から空気を吸い込み、手のひらから一気に放出してスカルソルジャーたちを吹き飛ばしていく。


「ここからなら狙いも付けやすい!」


 弓矢を引く天使のパトラがニ枚の翼を使って上空からスカルソルジャーを狙っていく。


「雷よあれーー!」


 神官のホートスは指先に込めた雷撃でスカルソルジャーを襲っていく。


「炎の車輪!」


 秘宝玉モドキ、疑宝玉の使い手グルンは具現化した車輪を転がしてスカルソルジャーに巻き込ませていく。


「ぬおおおおおおおおおおおお!!」


 スカルソルジャーの中心に降り立った電気人間のカミージは全身から放電して攻撃していた。


「ブツブツ……………………」


 小声でブツブツと呪文を唱えるベダがスカルソルジャーからの攻撃を防御し、同時に攻撃呪文も唱えていく。


「うおおおおおお!!」


 傭兵のガララは手榴弾のピンをはずしてスカルソルジャーの中心部に向かって投げ大爆発を起こした。


「ガタガタガタガタ」


 魂体のモエールは一体のスカルソルジャーに憑りついて、別のスカルソルジャーを攻撃していた。


「戦の神よ! 我が剣に魔物を討つ力を! はああああああああ!!」


 騎士のシロトが剣を掲げて堂々と宣言し戦いに加わった。


「サイコキネシス」


 超能力者のエスルは得意の力でスカルソルジャーたちを意のままに操り潰していった。


「火遁! 噴火息!」


 印を結んだ忍者のブパイがお得意の忍法でスカルソルジャーを攻撃していく。


「クンドウ選手! 魔球分身球を投げました!」


 スポーツ選手クンドウはお得意の魔球でスカルソルジャーを圧倒していった。


「やれやれ、これを食らいなさい」


 機械の腕に何やらカセットを刺し込んだグルグルメガネのヤセヤセは、光のカセットで光弾を撃っていく。


「ドーピング一本目!」


 看護婦姿の薬品使いのナナスが二本のドーピング薬を飲み、力を付けてスカルソルジャーに拳で挑んで行く。


「フルーツ爆弾!」


 可愛らしいが物騒な物を投げたのはアイテム使いのメメであった。


「発信機設置――――起爆!」


 発信機の秘宝玉の使い手、やせ細った姿のギネがスカルソルジャーを攻撃していく。


「水晶の欠片!」


 水晶の秘宝玉の使い手、可愛らしい目をしたメビウスがスカルソルジャーに水晶の破片を突き刺し攻撃していく。


「頑張れ~~頑張れ~~」


 部隊の一番後ろにいたシルベがロード隊全体を応援していた。


 そしてスカルソルジャーとの戦いは始まったばかりだ。

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