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第2話 裏庭へ

受験1つ目終わりました~

数学がとても難しかったです

もう嫌だ~

僕の双子の兄であるリオウはすぐに見つかった

リオウは子供部屋で魔力を使って玩具を宙浮かせて遊んでいた


僕?

僕はほとんど自分の部屋にいるよ

外を1人で歩いていたら心配させてしまうからね


「リオウ、俺達と一緒に裏庭に行こうか」


兄様が問い掛けるとリオウはニコッと笑いすぐに頷く

そして、リオウは魔法を解除して玩具を床に下ろすと僕の隣に立って僕の手を握る


「ティア、今日平気なの?」


リオウには僕の名前が呼びにくいようなので僕の名前を短くして言う

僕的には女っぽいのですぐにでも止めて欲しい


まあ、心配されている事は分かるし僕の様な転生者ではないためそのままにしている


「いつもより調子がいいから大丈夫」


「そう?なら、早く行こ」


リオウはそう言うと僕の手をおもいっきり引っ張った

その瞬間とてつもない痛みを感じた


「っ…」


僕は兄様とリオウに悟られないように声を押し殺して、顔を苦痛の表情から笑顔の表情へと変える


「どうしたんだい、ティアシェ?やっぱり疲れたのかい?」


「いえ、早く皆に会いたいなと思って」


「そうだね。今日は皆いるといいね」


兄様は嘘…という訳ではないが僕の言葉を信じてくれたみたいだった


そして僕達は裏庭に到着した

ここは僕の部屋から歩いて15分も掛からないのに、僕は既にとても疲れていた

 

しかし、それがばれるとすぐに部屋に戻されてしまうのでばれないように疲れていると分からないように慎重に歩く


そんな僕の前に動物が姿を現す

小さいリスから大きな熊まで


リスはともかく熊はどうなのと思ったかもしれないが僕には関係無いことだ


「久しぶり」


『本当に久しぶりだな。今日は大丈夫なのか?』


熊は僕が挨拶をするとしっかりと返してくれた


「うん。今日は調子がいいよ」 


『そうか。今回はいつもと比べて長く来なかったから主がとても心配していた』


主とはこの裏庭ある湖に住んでいる者のことだ

ここの裏庭ってとても広いんだよね


「今から会いに行っても大丈夫かな?」


『ああ、とても喜ぶと思う』


では早速…と行きたいところだけどさすがにキツイ

誰か…と思っていたら1匹の狼が近づいてきた

目の前で屈んでくれたから運んでくれるという事でいいんだよね

 

「よろしく」


『…』


言ったが無視された

別にいいけど


さっきの場所から湖まで5分程かかる


しかし、そこには僕しか行けないので兄様とリオウはさっきの場所に残って貰う

後、先程から兄様達が話していなかったのは動物の言葉が分からないためである

僕は『全言語理解』を持っているから分かるだけだ

 



『着いたぞ』


狼が着いたことを知らせてくれた


「ありがとう」


さて、あいつは何処かな

あ、いた…と思ったら寝てる

ついでに彼女もいるな


「水龍、ドライアド起きて」


『ティアシェ、来ていたのか』


『ティアシェ、こちらにおいで』


水龍はこの湖に住む龍だ

ドライアドは湖の近くにある木に宿る精霊だ

名前は知らない


呼ばれたから僕はドライアドの膝の上に乗る


『ティアシェ、今日は何をしようか?』


ドライアドが僕に言う


「魔法教えてくれる?」


『いいわよ』


『いいぞ』





続きもよろしくお願いします

第1話の文を少し増やしました

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