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色彩の五線紙

作者: バオール

詩集を読むと詩を書きたくなる

色とりどりの絵の具を並べ

吟味して飲む

単音

和音

でも僕は五線紙ではない

ぼくはキャンバスだ



白ですらない無色

どんな色にでも変わるが

色以外に変わることが目的だ



億千万の色で音楽になる

美しくも

醜くもあり

何度も繰り返して

何度も織り成して

僕は強くなる



そして僕は

僕なりに描き

僕なりに唄う



僕の歌は

単音

和音

僕の絵は

淡色

濃色

誰かと混じり合い

僕は誰かの中で生き続ける



僕は誰かの分子となり

表現の原子になり

虚空に放たれる



空を漂い

君と巡り会い

赤い唇から

無色の未来が咲いた

ありがとうございました。

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