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おじさん (再編集ver)

世界には三つの勢力がある。



 一つは、魔物。異形の生き物であり、殴れば人間の頭など軽く吹っ飛ぶ腕力。

 普通の科学兵器では傷一つつけることができない頑強な肉体。

 人類よりも貯蔵量の多い魔力、暴力的なほど威力が高い魔法。




 もう一つは、人類。触媒を用いて魔法を発動することができる魔法使い。

 そして衰退した科学によって作られた科学兵器。

 この二つが武器の、魔物が叩けば潰れるほど軟弱な肉体。




 最後の一つは、神。これこそが魔物とヒトを作った存在である。

 争いには基本参加しない。が、神界より何者かが武具を複数盗んだことにより、神同士、そして他二つの勢力に疑いを持ったためこの戦いに参加していた。




 勝てるわけがないと。人類の誰もが、仲間の散り逝く姿を見てそう思っていた。

 現状を打破するために魔法使いは禁呪に手を出した。

 自らの全ての魔力を使うことにより使うことができる神界より盗んだもの、レーヴァテイン。ロキが鍛え、シンモラが保管していると言われている「全てを焼き尽くす炎」の召喚である。

 召喚するために最低でも必要な魔力は莫大だった。召喚に参加したものは、魔力の他に命を捧げることにもなった。最低数でやっているため長時間使うことはできなかったが、二つの勢力には絶大な被害を与えることができた。



 魔物は神出鬼没だった。

 人類、神界のどこにでも現れ、殺し、奪い、女を攫い犯した。

 孕んだ女は魔物の子を産むことになる。産んだ後もまた犯され、孕み、産む。これの繰り返しだ。

 しかし生活に不便はなかったらしい。魔物のオスは攫ってきた女を大切に扱っていたそうだ。食料も持ってくれば風呂にも入れる。寝床も与える。

 ただ魔物の精力は強く、絶頂してもなりふり構わず犯し続ける。そうして女は快楽に堕ち、牝となる。



 神は好戦的なものもいればそうでないものもいた。

 戦いに参加したものこそ少なかったが一体一体の強さが強力だった。

 加えて、負傷するものはいれど死ぬものはいなかった。



 三つの勢力による争いは100年ほど続いていた。

 が、突如現れた三人の若者の手によってその争いはなくなった。

 

 なくなったというより、各勢力が協力し戦う相手が他にできた、といったほうが良いだろう。



 若者達は三つの勢力を挑発した。最初は可愛いものだった。

 それが徐々にエスカレートしていき、ついには各勢力のトップを捕え神をも殺し、バラバラにして箱に詰め、その国々へ手紙を添えて送り返した。

 その手紙にはこう書かれていた。



              『こんにちは』




 『あ、どうも』そう思ったとき、戦場ではすでに若者達は戦闘を始めていた。


 一人は魔法を使うときには必要不可欠なはずの触媒を使わずに魔法を使っていた。何もないところから剣、銃、炎、はたまた神界より盗んだ武具も持っていた。

 一人は地面を蟻地獄のようにしたり土壁で前者を守りながら応戦していた。

 一人は赤いワイシャツに黒いネクタイ、黒いスーツと、黒と赤を基調とした服装に身を包んでいた。これは体を様々な形に変えて戦い、また触媒を使わない魔法を使っていた。


 戦死者は三人が現れるより前の戦死者も合わせて1億に及ぶという。

 うち半分は若者達によるものだ。



 三人の若者が現れ3年。

 100年続いた戦争は終わった。



 この戦争により人類が得たものが二つある。


 一つは触媒を必要としない魔法がある。

 もう一つは、『神』は死ぬということ。


 これは三人の若者が戦場でやってのけたのだ。




 これが後に絵本、小説、様々な形で語られることになる

 「三勢力の協力」と「三人の若者」である。





 この争いが終わり50年。

 魔物を『倒す存在』としてとらえるのではなく、助け合い、共に協力し合うものとして生きる道を選んだ。

 今では多種族と結婚するものも出ている。

しかし残念ながら、魔物に嫌悪を抱く者たちもいるのは確か。

 再び戦争を起こそうとする者もいる。が、それは必ず未遂に終わる。

 なぜなら、三人の若者に追いつき追い抜こうとする者たちが力試しとばかりに阻止するからだ。



 50年の年月を経て触媒を必要としない魔法の使用が実現されたこともあり、犯罪が起きやすくなっている。



 そんな世の中にある国の一つ、日本。

 この国では神社というものがある。その一つでクソド田舎(暴言)にある廃れた神社、形代神社。最近狐の少女が現れる、という噂が立っていた。

 そのこともあり一目見ようとする者や、また別の目的を持つ者もいた。


 そして今、紳士を語る男が狐の少女に出会っていた。


 男は好みだったら襲うと決めていた。

 結論から言おう。

 少女は彼の好みだった。


 発育途中の汚れを知らない身体。

 可愛らしい容姿。

 なにより、獣人特有の耳と尾。


 そして男はロリコンだ。



「やぁ、狐のお嬢さん。こんな時間にこんなところでどうしたんだい?」

 男は笑顔で聞いた。

「きゃっ! え、えと...」

 少女は突然声をかけられ驚き、戸惑う。

「あぁ、すまないね。紳士としたことが、か弱い少女を驚かしてしまうとは。」

「い、いえ、私のほうこそ...急いでたので...」

「そっか、なぁ、狐のお嬢ちゃん。突然なんだけど、おじさんと気持ちいいことしないか?」

「え?」

 男はそういうやいなや、少女に抱き付いた。


 少女は反射的に魔法を使おうとしたがなぜか使えなかった。


「お嬢ちゃん魔法なんて使っちゃだめだよ?それに使いたくても使えないよね?

それにいくらお嬢ちゃんが嫌がってもおじさんは気持ちいいことしちゃうけどね(すー…はー…」

 男はにやにやしながら、少女の匂いを嗅ぎながらいった。


「い、いや!はなして! 誰か! 助けてぇ!」


 少女は助けを求めながら必死に抵抗したが、助けはこない。

 加えて、悲しいかな彼女は一尾だった。

 狐は尾の数によって魔力の蓄積量が違う。多ければ多いほど魔力の量が多く、一言で言うと強い。



 そして男が少女の匂いを堪能し、陰部へと手を伸ばそうとした瞬間。



「おっさん何やってんだよ」



書いてて頭がパニック(゜∀゜)

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