其の漆拾伍:彼らで演じる硝子の姫・後編
……本当におくれてすいません……
スランプだったり、 企画小説を書いたり……
早い話が今まで書く余裕がなかったんです……
ごめんなさい……
後編だ
司会は前編と同じく、 凰輝が努めさせてもらう
さてと、 なおもしつこく誘惑する悪魔に拳骨を2, 3発食らわし、 シンデレラは願いを伝えた
「……お城へ行ってみたいんで……連れてってくれますか? 」
「え〜……めんd、 分かった! 分かったから! そのバールのようなものを下ろしてくれ!! 」
悪魔を脅しながら、 じっと見詰め続けるシンデレラ
「とりあえず……とぅりゃぁあぁぁぁあぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁ!!! 」
変な奇声を上げながら、 悪魔はいつの間にか持っていた(紗が前編、 後編のあいだに持たせた)杖を振ると、 黒煙と共に…………黒煙?
「…………へ? 」
「…………あれ? 」
「どうなってんだ? 」
他の面々も意外だったのだろう、 次々に疑問の声を上げる
「凰輝さぁあぁぁぁあぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁん! どうしましょ!? 煙玉に火を点けようと思ったら、 火が! 火が床にぃいぃぃぃいぃぃいぃぃぃぃいぃいぃぃいぃ!! 」
…………
ハイ、 バカ発見♪
〜〜少しお待ちくだせぇ! 〜〜
「……ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……」
さて、 白煙と共に現れたのh
……え? なんで雷華がボロボロになりながら謝り続けているかって?
……前に紗が言ってただろ? 世の中には知らなければいけないことと、 知ってても知らなくてもいいことと、 知ってはいけないことがあるって
話を戻そうか
さて、 白煙と共に現れたのはかぼちゃの馬車と、 馬の着ぐるみを着た人だ
「……人? って、 茂田先輩!? なにしてるんですか!? 」
「久々の出番だからな!! 気合い入れていくぞぉ!! 」
んな熱血な馬はいらん
馬は馬らしく「ヒヒ〜ン」とでも言ってろ
「ぶひひぃいぃぃぃいぃぃいぃぃぃぃいぃいぃぃいぃん!! 」
うるさい、 バカか?
「ぶるふぃふぃぃいぃぃぃいぃぃいぃぃぃぃいぃいぃぃいぃん!! 」
ダマレヤ、 オラ
「ごぶれやちょ!?!? 」
必殺、 “散壁乱舞”
「一般人に四神流を叩き込むのもどうかと思うけど……」
うるさいな、 小道具係は黙ってろ
それにコイツは前に1度“桜花正拳”を叩き込んだこともあるんだぞ
それで平気だったんだから今回も大丈夫だろ
「……前はもんのすごいボロボロにされていたような気がするんだけどねぇ〜!? 」
気にするな
「気にするわ」
おお、 珍しい
……話を戻そう
かぼちゃの馬車と馬の着ぐるみを着たバカを呼び出して、 悪魔は乗るように進める
「さぁ、 乗れ!! 」
「イヤです」
あっさり断るシンデレラ
でも、 話が進まないから素直に乗ってくれ
「イヤです」
交渉は俺からフィアに変わる
メンドイからな、 こういうのは
「そう言わずに! 」
「ムリです」
「もう一声! 」
「イヤです」
「550円! 」
「630円」
「590円! 」
「なんの話をしているの!? 」
突っ込むなよ紗
この後、 どうなるかが楽しみだったのに
「話が進まないんじゃない? 」
細かいことは気にするな
「さっきと言ってることが全然別じゃん!! 」
気にするな
「気にするわ……って、 これさっきと同じ展開じゃん! 」
それも気にするな
「…………
ハイ、 次行こー!! 」
開き直ったな
「突っ込むのに疲れたの」
あっそ
とりあえず、 シンデレラはかぼちゃの馬車に乗り込みm
「だからイヤです」
………………
negotiation time(交渉ターイム)♪
〜〜しばらくオード〇ーの〇日のダンスを想像しながらお待ちください(わけわかんねぇ)〜〜
「ワァ、 ステキナバシャネ
コレニノッテオシロニイケルノネ」
「……ねぇ、 なんで片言なの? 」
「なんとなくです」
拷問で無理矢理言わせたって思った奴
外れだ
スチルを生け贄に成功した
「私ですか!? 一体なんて言ったんですか!? 」
無論、 ××だ
「××ってなんなんですか!? 」
着せ替え人形にしていいよんって言ったんだよ
「××つける必要あったんですか!? 」
気にするな
「気にします」
気にするな
「気になります」
気にするなっつてんだろ
「ハイ……」
OK、 次にいこうか
シンデレラはかぼちゃの馬車に乗ってお城まで行きました
……おい、 馬
遅い、 もっと気合い入れて走れ
「了解ぃいぃぃぃいぃぃいぃぃぃぃいぃいぃぃいぃ!! 」
声だけはいっちょこ前にでけぇな
「……ほらほら急いでください」
さりげなくムチで馬をひっばたきまくるシンデレラ
さりげなくコイツSだ
「ぶるひひぃいぃぃぃいぃぃいぃぃぃぃいぃいぃぃいぃん! 」
そしてしばかれて興奮する馬
コイツさりげなくMだ
2人が新たな性癖を目覚めさせつつ、 お城へ到着
さすがにばてて、 倒れている馬を踏みつけ階段を上がるシンデレラ
踏んだときに馬が「あふっ!」って小さい声で喘いだのは気にするな
「王子様は……」
シンデレラは王子の姿を探しd…………
あい、 ちょっとタンマ
オイコラ影薄
てめえは王子役じゃねぇだろが
てめえは“背景その1”だろうが
なに目立とうとしてんだオラ
「え? いや、 俺はそう聞いt」
嘘ついてんじゃねぇぞ? あぁ?
「……すみません……」
「先輩、 元々の王子役ってダレだったんっすか? 」
え? 地味介
「……俺? 」
聞いてなかったのか?
「いや……影薄が“お前は“大道具係”だ”って言ってたから……」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
…………
「………………俺ちょっと便所に……」
Freeze♪(訳・動くなクズが♪)
「え? ちょっまっ……!! 」
Black dragon♪(訳・黒龍♪)
「応!! (久々の出番来たぁあぁぁぁあぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁ!! )」
「……ちょっ! 待って! 10円! 10円あげるから!! 」
Ya――ha――!!!
Queen's chainsaw!! (訳・女王陛下の鎖鋸!! )
「ア―――――――――――――――!!! 」
〈†王子役(一応)が死亡したため(死んでません)今回の話はここまでとさせていただきます
期待してくれた皆様、 本当に申し訳がございませんでした by作者〉
なんやかんや書いときながら、 次回も番外編になる予定