其の陸拾:愚かなる者は真の強さを悟る
コイツ覚えてくれている人いるかなー
作者は名前を完全に忘れてましたww
その公園はいつもとは違い、 静まり返っていた
フ、フフフ……フハハハハハハハハハハハ!!
〈ダレお前? by作者〉
って、 てめぇ! クソ作者!!
俺だよ! 俺!
〈………………………だ…ダレ? by作者〉
柿田吾朗だよ!!
ってルビふんな!
〈…………………え? by作者〉
だぁぁあぁぁぁあぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁ!!!
忘れんな!
毒入りケーキを喰っちまって入院が長引いちまったが……(其の参拾玖参照)
この度だ! 武術を修め! 奴に対抗する力を得た!!
〈だから誰だよお前 by作者〉
か・き・た・ご・ろ・う・だぁあぁぁぁあぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁ!!!!
〈………………………………………………………………………………………………
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あぁあぁぁぁあぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁ!!! お前か!! 正直名前マジ忘れちまって、 過去の小説読みなおしたよ!! by作者〉
てめぇ出てこいやぁあぁぁぁあぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁ!!
〈OK by作者〉
ドロン!
現れたのは細身の長身、 大きいメガネをかけた、 まだ俺たちと対して年齢が違わない黒髪の男だった
「……出てきたが……どうする? 」
「ぶっ殺す!! 絶対ぶっ殺す!! 」
「無理」
「あぁ!? お前真性の運動音痴だろうが! 」
「……現実ではたしかにそうだが……」
ヒュッ! (作者が瞬間移動した音)
「この小説は……」
ガッ!! (アゴに蹴り1発)
「俺が作ったから……」
ゴスッ!! (脇腹に裏拳)
「俺自身の身体能力も格段に………」
ガガガガガッ!! (腹にラッシュ)
「高い設定にしてるに決まっているだろうがぁ!! 」
バキィ!!! (アゴにアッパー)
キラーン☆(影薄が星に)
「…まったく……」
俺、 聖なる写真は柿田吾朗を青空のかなたに吹き飛ばしたあと、 独りポツリと呟いた
ついでに凰輝たちに顔見せとくか
俺は凰輝の家に進路を向けた
俺はチャイムを鳴らして、 西上家に上がり込んだ
「うっす、 凰輝元気か〜? 」
『…………ダレ? 』
「ヘタレ作者の聖なる写真だ」
「ヘタレ言うな」
「アレ? 河童じゃありませんでした? 」
おぉ、 雷華
其の拾弐〜其の拾伍の話を覚えててくれたか
少しは成長しているみたいだな
ウンウン
「あぁ、 あれは適当に書いたからな、 キニスンナ
あぁ、 実は……」
『? 』
「柿田吾朗って知ってるか? 」
『………え? 』
「誰でした? 」
「知り合いか? 」
「新キャラじゃないですか? 」
「新キャラ♪」
「違うわ、 たしか……………
最近お前が書いた企画短編小説にほんの少し出てきたヤツだろ? 」
「それも違うわ
“ゴロウ”と“吾朗”は別人だっつーに」
ちなみに企画短編小説の名前は“Half Dragon”
そっちも読んでみてください
だけど、 ここまで忘れ去られているとはある意味憐れ
まぁ、 影薄だし、 仕方ないか
ウンウン
「凰輝、 お前の友人だろ……
まぁ、 其の参拾壱以来出会ってないから仕方がないか」
「……そうだったか? 」
「そうだった」
「………まぁ、 忘れてしまうってことは大した奴じゃないんだろ
俺寝るから、 5時に起こしてくれ」
「え? あ……」
そのまま、 2階に上がる凰輝
その内、 西上家の全容について書こうかな……
「………え? これで終わりですか? 」
「うん、 終わりだよ」
『…………』
「それではじゃ〜ね〜♪」
レナート、 それ、 俺のセリフだから