表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/79

其の陸:彼は学校でも容赦なし・後編

ど、 どうも…雷華です…

ぜ、 前回、 凰輝さんに牽牛子なる下剤を盛られ…

…つ、 辛かったぁ…

文句を言ったら…もろドロップキックを喰らいました…うぅ…


今は放課後と言う時間らしいのです

掃除する人、 帰る人、 校内に残ってる人

色々います

凰輝さんは普段速攻で帰るそうですが…

今回は私たちのために校内を回ってくれるそうです


「おう、 凰輝。 珍しいな何でここに? 」

「暇だし、 部活に汗流す奴を嘲笑いにちょっと」

「…喧嘩売ってんのか? 」

「売ってるが何か? 」


…よ、 容赦ないですね…

ここは『空手部』という集団が使っているらしいのです…が


「く、 臭い…」


臭いです。 ものすごい汗の臭いが…ムンムンしすぎです…


「ん? 凰輝なんだ? その子

俺達の愛と友情と青春の汗を臭いとは失礼な」

「雷華だNice! 」

「あ、 ありがとうございます」


よく分からないけど褒められたからよしとしましょう


「貴様等ぁ!! 許さない!!

喰らえぇぇぇぇ!!正拳突っ…! 」

「“桜花正拳(おうかせいけん)”」


ズガァ!! ガガガガガガガ!! ドガァ!!


……………

え〜と…今の音は…桜花正拳というものがさっきの人に当たって…

その人が地面当たりながら吹き飛んで…

壁に当たって壁ごと吹き飛んだ音です


つ、 強い…


「や、 やはり凰輝は空手部には、 入るべきだ…グフ」

「死人だすぞ」


怖すぎます…

空手部の人も丈夫すぎます…

というより桜花正拳って何ですか…?


そんなことを聞く暇もなく私達は空手部を後にしました


次に私達が来たのは『体育館』というところ

ものすごい音がします…


「凰輝くん…何の用? 」


あ、 青葉さん

今の青葉さんはの格好は、 Tシャツに短パン

だけどとても汗をかいていて、 肩で息をしています

凰輝さんがいうには彼女は『女子バスケット部』という部に入っているそうです


「ちょうど良かった…

今、 後輩達が喧嘩してるから止めてくれる?」


あ、 見れば中心辺りで男女が争ってます


「腹に一発ぶちこめばいいだろ」

「凰輝さん!? 何言ってるんですか!? 」

「あの…フィアって娘は? 」

「野球部」


あ〜…

言ってはなかったけど、 フィアはさっき寄った野球部というところで部員達と一緒に『バッティング』という練習をやっています


「という訳で止めて」

「OK」

「決断はやっ!! 」


私の突っ込みを聞かず凰輝さんは後輩達を止めにいきました


「おら。お前等何揉めてるんじゃ」

「あんたには関係ないだろ!! 」

「黙ってて!! 」

「このごみが!! 」


…あれ? 最後の関係なくないですか?


「…Killing times…」


凰輝さぁぁぁぁん!! お、 落ち着いて! 落ち着いて!!

落ち着いてぇぇえぇぇえぇぇぇぇぇ!!!


…あぁ惨劇…



「あぁ楽しかった♪」


フィアはもの凄い満足しているそうです

迎えに来たとき凄い部員達と打ち解けあってましたし


「ほら、帰るぞ」

『あ、は〜い♪』


私達は校門から外へ出る

あ、 今日の夕飯なんだろ…



〜〜一方その頃…〜〜


「彼女に違いない…」

「…よし!! じゃぁ…」

「待て。 焦りは禁物だ」


制止した男は銀髪、 マントを纏い、 少しだけ武装している

そして、 一番注目すべきなのは背中

天使のような翼が三対。 純白の翼ではなく、 漆黒の翼

いわば堕天使…

一方、 制止された女性は黒髪。 そのなかに白い髪が一房ほど

背中の翼は男とは対称的に悪魔のような翼。 色は純白

二人とも姿隠を使い一般人には見えない


「落ち着くんだ。 焦っている奴は必ず失敗する」

「でも…!! 」

「奴等の家を探れば襲撃など容易だ」

「じゃあ…!! 」

「だがあの凰輝という男どうも気になる…

一度調べてみる必要がありそうだ…」

「な、なんで!?

何であんな人間一人にびびる必要があるのさ!? 」

「確認さ…

俺の思い過ごしだといいのだが…」


話は終わりだと言わんばかりに男は逆方向に歩きだす


……だが彼らは気付いていない

作者が彼らを当分使う気はないことを……


「え!? マジ!? 」


マジだ


「? 誰に言ってんだ? 」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ