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其の肆拾玖:知らぬ恨みと爆炎の拳

今回は新キャラと新技登場

サブタイトルは見たら分かるはず(たぶん)

「凰輝さ〜ん」

「ん? なんだよ雷華

今、 他の古代武術家たちとポーカーしてるんだよ」


あれ、 司会をやるのは久々かな?

紗です


今、 凰輝の家でポーカーをしています

まぁ、 なんにも賭けてはいないからスリル感は薄いけどね


「……来た」

「お♪よしよし♪」

「…う〜ん、 まぁまぁかなぁ……」


セリフは上からレニー、 凰輝、 私です

手札はスリーカード

他の2人はよさそうなので、 ここはドロップ(降りること)したほうがいいかなぁ…

ちなみにスリーカードは日本だけの言い方らしいよ


本来はスリー・オブ・ア・カインドって言うらしいよ

フォーカードはフォー・オブ・ア・カインド

ファイブカードはファイブ・オブ・ア・カインド


どうでもいい豆知識だよ



…話を戻そう


2人はニヤニヤしているし、 私は…降りようかなぁ…


「……ドロップ」


そう言うと共に私は5枚のトランプをテーブルに置く

パサッという音と共に微かな風が来た


それと同時に凰輝が笑う


「へへっ♪俺は役なし(ブタ)でしたー♪」

「しまったぁ!! 」

「お、 凰輝さん反則ですよ! 」

「そうだぜ!! 」

「はっ! ポーカーではこういうのは基本の常識なんだよ!! 」

「……私はフルハウス」

『…………』


勝者、 レニー




と、 スチルちゃんがここでジュースを持ってきてくれたので少し休憩することに


「……そういえば凰輝」

「ん? なんだ? 」

「…最近修行とかしてる? 」

「……あ〜、 そういやしてないな…」

「もうこれ以上強くならなくていいよ……」

「右に同じです……」


もう今だけで十分強いって…


「いや、 あの辰次を上回るくらいの力がないとまだまだだ! 」

『………え? 』


重なる神や悪魔たちの声

私も彼の強さはあまり知らないが凰輝よりも強いのがいたのかと、 少し落ち込んだ

凶悪なまでの強さは凰輝だけで十分だって


と、


「フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!! 」

『……………』


奇妙な声に硬直する私たち

レニーや雷華ちゃんたちは知らなそうな声

でも、 私と凰輝は知っている声の主


「………誰だお前? 」

「…し、 白石くん!? 」

「凰輝ぃ! 貴様あの屈辱は忘れたとは言わさんぞぉ! 」


そう、 私たちの中学校時代の同級生、 白石邦久が塀の上に立っていた


白石、 と聞いて雷華ちゃんたちが『あぁ』と声を上げる

知っていたのかな?


〈其の肆拾捌を要チェック!! by作者〉


「忘れた」


悪びれもなく言う凰輝

そういや、 最初の彼の登場シーンでも『誰だ? 』って言ってたよね……

覚えておきなよ同級生の名前と顔くらい


「きぃさぁまぁぁあぁぁぁあぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁ!!! ころぉおぉぉおぉぉぉぉおぉぉぉおぉぉおぉおぉすぅうぅぅぅうぅぅぅぅうぅぅうぅぅぅう!!! 」

「うぜぇから“衝覇正拳・双”」


ドヴッ!! ガシュッ!!


ワンツーパンチと共に繰り出された衝撃波は見事に白石くんに命中していた


音変だよね?


だけど、 白石くんはしっかりと両足で踏ん張って耐えていた


「……フフフ、 甘い! 甘いぞ! 西上凰輝!! 」

「“衝覇正拳・乱”」

「え? ちょっ! まっ」


ドヴッ!! ガヴッ!! ガシュッ!! バシッ!! バキィ!! あぁん…!


「待て、 なんだ最後の音は」

「気にすんな」


ラッシュと共に放たれた衝撃波は確実に白石くんに当たった

だけど、 白石くんは平然と………


「あ、 甘いぞ! 西上凰輝!! こんな不意討ちで倒せるとでも思ったか!!! 」

「ちっ、 しぶてぇな」


少し訂正

ものすごくボロボロになりつつもしっかりと両足で踏ん張って立っていた


「さぁ、 こんどはこっちの番だ! 」

「てめえの番なんぞ一生来ねえよ」

「え? 」


塀の上に立っていた白石くんを越すようなジャンプを繰り出すと、 凰輝も塀の上に降り立つ


「……抜かったな、 西上凰輝」

「あぁ? 」

「俺と同じ足場に来るということは俺の一撃を受ける立場にあるということだ!! 喰らえぇえぇぇえぇぇぇぇえぇぇぇぇぇえぇぇぇえ!!! 」

「………ほい」


パシッ


白石くんが放った一撃は凰輝の手のひらにあっさり受けとめられた


「てめえがどこのどいつかは知らないが…とりあえず死ね♪」


同級生だよ、 中学時代の


「……え? 」

「四神流奥義“朱雀闘氣・(はなち)”!! 」


ゴヴッ!! バジュッ!!


「ぐわぁぁあぁぁぁあぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁ……!! 」


キラーン☆


………説明

凰輝が放った“朱雀闘氣・放”は早い話が焔の鳥だ

その紅蓮の鳥は凰輝の手から離れ、 白石くんへと直撃

そのまま夕焼け空へと白石くんを連れて飛んでいた


うん、 最強


「…うっし…まぁまぁかな」

「うん、 もう突っ込まない」

「早くポーカーの続きやるぞ」

「ハイハイ……」

「……分かった」













その晩、 大西洋を横断中の船に奇妙な物体が落ちてきたそうな

NASAはそれを宇宙から来たものとして調査中だとか

また、 焔の鳥が世界中で飛んでいるのが確認され、 世界中の学者たちはそれの正体に頭を悩ませているそうな







心当たりはもんのすごくあるのだが、 言わないことにしよう




なぜ、 白石が凰輝を憎んでいたのか…

前話を読んでみて考えてください

ちなみにレギュラーにする予定はありませんww

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