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其の参拾参:お祭り騒ぎはばか騒ぎ・後編

夏休み1発目!!

あと、何回投稿できるかなぁ…

ドドンドンドン!


祭りの締め、ともいうべき最後の行事

祭囃子が始まった


司会はあいかわらず俺、 凰輝が務めている


「…楽しみです、 どんな演舞なのか」


スチルは一番マトモな反応、 というよりは一番知的好奇心を剥き出しにしている

他の面々は…


「く〜」

「ん〜♪」

「オキロヤ♪オラ♪」


バキィ!! グシャァ!!


『ヒギャフ!? 』


雷華とフィアの馬鹿2人は立ちながら寝る、 という凄く器用なことをしていたが、 俺が半ばむりやり(というより強制的に)叩き起こす

で、 我が家一の大馬鹿者、 レナートは……

いねぇな、 どこ行った?


まぁいいや、 祭囃子が始まる

捜すのはその後でもいいだろ






〜〜一方そのころ〜〜


「………ここどこ? 」


チッス♪レナートだよ

早速だけど………迷った……

後で兄貴に怒られるよぉ………


「ねぇねぇ、 君1人? 」


振り向けばなんか、少しかっこいい男が1人

あれ? これって“ナンパ”ってやつ?


「ねぇ、 もし良かったら一緒に遊ばない? 」

「却下」


男の誘いを私は一蹴する

兄貴いわく

『ナンパするような軟弱者は油断すると一気に付け上がる

始めっから強気でいけ』

だそうだ♪


「え〜そんなこと言わずに……ねぇ? 」

「………却下☆」

「……こいよ」


男が取り出したのはダガーナイフと呼ばれるもの

なにこれ? 脅迫ってやつ?

え〜と…こういうときは…兄貴いわく…

『あくまで、 平和的に解決しろ

事後処理が面倒くさいから

向こうが暴力で脅すのなら、 コッチも力でねじ伏せろ』

………うん、 コレでいこう


「おい、 聞いてるのか!? 」


バキィ!!


「ヘグッ!? 」


まず、 向こうのナイフを捌いて、 顔面に肘打ちを叩き込み……


ブゥゥン!! ……ドシャ!!


「オグッ!? 」


捌いたナイフを持つ手を掴んで一本背負いで投げ飛ばし……


グリィ! …コーン!!


「グオォ!? …ハゥゥ!! 」


倒れたところに顔面を踏みにじり、 男の急所に踵落とし♪


「会心の一撃ぃ♪」

「く…お…」


勝利のガッツポーズ♪


「……レナート、 なにしているんだ? 」

「あ〜どなた様? 」

「……篠田恭助です」

「……あぁ♪」


なんだ♪篠田って子かぁ♪

正直分からなかったぁ♪


「…素直に傷ついたぞ……」

「あり? 聞こえてた? 」

「えぇ……喋ってましたよ」


まぁ、 いいや


「なにしにきたのさ」

「……道に迷った」

「あ☆仲間だぁ♪」

「仲間って……」


迷い仲間だぁ♪

え? そんなの仲間じゃないって?

いいじゃんいいじゃん♪


「とりあえず動こうぜ、 ずっとここにいるよりはましだから」

「あ、 ナンパ? だったら却下」

「じゃあナンパじゃないっていったら?」

「OK♪」

「いいのかよ……」

「イインダヨ♪グリ〇ンダヨ♪」

「それはさすがにダメだろ!しかも隠すところ間違っているだろ! 」


クククク♪

魔王に不可能はないのさ♪


「クククク…呑気なものだな…」

「!? 」

「? 」


いきなり現れたのは、 全身真っ黒の男

怪しいので……


「die♪(訳・死にさらせ♪)」

「え? ちょっ、 まっ…ヘグゥ!! 」


ダッ…ゴギャァ!!!!


「いきなりなにを!? 」

「瞬殺♪シャイニング・ウィザード♪」

「せめて、 話は聞いてあげようぜ!? 」

「大却下♪」

「大!? 」


大♪

お、 黒ずくめの男が被っていたフードがとれ 男の姿が丸見えに

………可愛い少年でした


「…君ぃ♪なんでさっきへんなことを言ったのかなぁ♪

場合によっちゃぁ首と体が永遠のお別れをしなくちゃいけないなぁ♪」

「ひぃぃいぃぃぃぃいぃぃぃいぃいぃぃぃ!! 」

「じょ、 冗談…ですよね…? 」


うーん、 本気なんだけどなぁ……まぁいいや♪冗談で☆


「………あれ? 違った? おかしいなぁ…」

「……一体なにがだ? 」

「いや…友達に頼まれてさぁ…ここだって聞いたんだけどなぁ…」

「友達ってコレ? 」


私が指差したのは私をナンパしようとして返り討ちにあった奴

今はだらしなくのびている


「あぁ…そいつそいつ…ってなんでコイツのびてんだ? 」

「いや…えっと…」

「勝利のメガトンキィークッ♪だよ☆」

「また振られたのかよ……ダラシのねぇ奴」


おや、 あんまり気にしなかったみたい♪

美少年はナンパ男を肩に軽々と担ぐと、 さっさと帰っていく


「あぁそうそう、 なんでここにいるんだ?」

「道に迷った♪玉藻神社への道教えて☆」

「それなら……」


美少年に道を聞いて私たちは玉藻神社へと急ぐ










〜〜祭囃子終了後〜〜


「33ゲットォ―――――♪」

「遅いぞ、コノヤロ―――♪」


ベキィ!


スライディングで滑り込んだ私を出迎えてくれたのは

兄貴のスライディングだった

だけど私はとっさに恭助を盾に攻撃を防いだ!


「ヘグッ!? 」

「あ、 篠田」

「…だ、 大丈夫…? 」

「へ…平気じゃないっす……」


あはは〜♪

恭助変♪

そのまま恭助は紗に連れられて怪我の手当てを受けたんだって♪




………あり?

そういえばあのナンパ野郎、 なんで美少年に人を驚かすよう頼んだんだろう…


まぁいっか♪

お祭りは実は行く気0

うわ、俺なんて引きこもり予備軍

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