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其の弐拾玖:彼らの正体は未だ不明

今作初めてのオールシリアス入りまーす!

〜〜??? 〜〜


「………で? お前は勝手に穴空けて戻ってきたってわけか……」


読者諸君は覚えているだろうか

其の陸の最後に出てきた謎の男……いや、 堕天使といった方が正確か……

とりあえず男にしておく(適当だなオイ)


「え、 えぇ……」


そんな男の前にいるのは魔物、 としか例えようのない風貌だった


「…お前には、 奴の観察を命じた筈だ…何故に勝手な行動をした…? 」


周りには千差万別であるが皆、 魔物、 としか例えようのない奴らであった


「…いえ…私の翼をもぎ取った女神がいたもんですからつい…」


ゴゥ!!


「!?

ぎゃぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁあぁぁ………!!!! 」


魔物は弁明を全て言えず、 突然火だるまになって燃えだした!!


「私情では決して動かない……お前らはそう誓ったよな………? 」


もはや、 完全に消し炭になった魔物に冷徹な眼差しを向けると男は薄く笑う

その笑みに周りの全てが凍りついた様に動かなくなった


「………ルシファー様」


突然現れたのは巨大なカラスだった

翼を2対もった誰が見ても特殊なカラス


「…長月か…」

「えぇ……

…あの少年の正体が分かりました……

西上凰輝、 四神流の現継承者です」

『!?!?!? 』


四神流、 現継承者と聞き

男―――ルシファーは目を見開く

それに吊られるように周りの魔物たちもざわめきだす


「……“四神流”っか…

意外な強敵だね」


コチラも其の陸で出ていた女性

名をリリスといった


「…リリス…手はあるのか…? 」

「ごめん。 五里霧中」

「リリス様…もう少し考えては…? 」


魔物の1人(1匹? )がリリスに言う

だが、 リリスは悪びれることなく言い返す


「四神流は圧倒的な強さだよ

何万の軍勢に、何百の策があっても倒せるとは限らないわ」

「確かに……それにあの凰輝という奴は四神流の歴代でも相当の強さを誇るそうです」


長月と呼ばれたカラスの支援にリリスは威張り顔になる


「リリス…威張り顔になるなよ…」


ルシファーの呆れ顔に周りの雰囲気もいくばか気楽になった


だが状況は変わらない


「……さて、 どうするかだ……」


長考しだすルシファー


「…ルシファー様我らは下がっていた方が……? 」

「…ん、 あぁ………」


ボンッ!!


リリスを除く全ての悪魔は一斉にかき消える

………いや、 かき消えるというよりは移動した、といった方が正確か


ただ残された2人は黙りこむ

彼らの頭の中には様々な計画が練られていた

だが、 それがなんの計画かは作者もまだ考えていなかった


「適当だなオイ! 」

「誰に言っているんだ? 」





〜〜第三青界〜〜


「…………? 」

「どうしたんですか? 」


雷華の問いに凰輝はなにも答えず


蹴り飛ばした


ドッカァ!!


「キャウ!? 」

「ちょっと黙ってろ」

「は、 はい……」


スチルは凰輝が感じていた“何か”を悟った

いわゆる“妖氣”を

僅かに残った神氣に惑わされて気がつかなかったが

魔物や妖怪などが放つ妖氣をほんの僅かに本当に僅かだが確実にあったのだ

だが、 大した実力ではなさそうだ

それよりも神氣の方が気になったスチルは凰輝の考えが分からなかった


凰輝の考えに気がついたのは他に只1人


レナートだった




「………妖氣……か…」


薄い笑みからは闇に長けた者らしい邪悪さが浮き出ていた


だが、 彼女の笑みに気づいたものは誰1人としていなかった




冗談抜きで話は進んでます

彼らはいわばラスボス

でも、目的もなんも考えてませんww

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