其の拾捌:彼女も我が家にやってきた
今回から新キャラ(神?)登場です
〜〜神界〜〜
「………暇だ」
大剣を持ち武装した少女が呟いた
一応ココは神界である
だから彼女も神様だ
神様が『暇だ』と呟くのだから平和なのか……どうなのか……
「ん〜一応修行神でも見に行くかな〜」
≪よしよし、観に行ってきなさい≫
「……冗談のつもりだったんですが…」
端から見れば少女が一人言を言っているようにみえるだろう
だが、 そうじゃない。
唯一神帝がテレパシーで話しかけているのだ
因みに少女にテレパシー能力はない
≪いってらっしゃ〜い♪≫
「え!? いきなり!? ちょっと待ってえぇぇえぇぇぇえぇえぇぇぇえぇえぇえぇぇ……!! 」
少女の台詞も聞かず、 唯一神帝は彼女をテレポーションさせる
………こういうことが出来る時点で唯一神帝は凄いと思う
〜〜第三青界(凰輝達がいる世界)〜〜
「お団子♪お団子♪」
「お前幸せそうだな……」
どうもフィアだ
今日は凰輝が『蒼天恋華の饅頭買ってこい。ついでに他の和菓子買ってきていいから』といっていたので
今の状況になる
………こいつ幸せそうだなぁ………
…………って
「あぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁあぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁあぁぁ!!!! 」
な、 な、 な、 な、 な、 な、 な、 な、 な、 な、 な、 な、
「なんじゃありゃぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁあぁぁ!?!? 」
な、 なぜか空からし、少女が落ちてきたぁ!?
な、 なんでぇ!?
しかもというか天〇の城 ラ〇ュタみたいなゆっくりした落ち方じゃなくて
勢いある落ち方だ!!
…………あれ?あの方向って……
「…確かあの方向って凰輝さんの家じゃ……」
「………だね」
…………なにかヤバい予感がする
〜〜凰輝宅〜〜
………どうも凰輝だ
午後は抹茶に限るさ………と、 言いたい所だが……
「なんだよこの状況……」
あ〜庭に少女が突き刺さっている
背中に大きな白い羽根が生えているから神の類いか
………どうしよう
ダダダダダダダダダ!!
「ただいまぁ!! 」
「お帰りぃ!! 」
ゲシィ!!
勢いよく帰ってきたフィアを勢いよく蹴りつける
雷華は無視……
できねぇよ♪♪
パッカーン♪♪
「キャウ!? 」
「アハハ〜♪雷華〜♪コイツ誰〜? 」
「あぁ!!スチルさん!? なんでココに? 」
言いながら雷華は少女を地面から抜く
スチルと呼ばれた少女は土を払うと俺に向き直る
「……はじめまして凰輝さん…私は鉄武神の一人スチルと申します
……以後宜しく」
「ん? あぁ」
スチルが差し出した手を受け取り……
そのままブン回す♪♪
ぐるんぐるんぐるんぐるん!!!!
「ひゃぁあぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁあぁぁ!?!? 」
「おりゃぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁあぁぁ!!! 」
一応彼女は小柄だがあいつらも近くにいたから……
バキッ!! ガコッ!! バシッ!! ガスッ!! バシッ!! バキッ!! ガコッ!! ガスッ!!
「ギャウ!? 」
「ヘブッ!? 」
会心の一撃ぃ♪
「………色々と大変なんだな…」
「ふぇぇ〜」
同情するスチルに対し頭を回したままの雷華
「で? その鉄武神がなんのようだ? 」
「……実は唯一神帝にテレポーションさせられて……」
「………うわぁお」
…………やるな唯一神帝
一度でいいから会いてぇなぁ
≪いつかね☆≫
『!?!?!?!? 』
「おぉ宜しく」
思考読むところとテレパシーをするところが気に食わないが、 まぁいいだろう
「唯一神帝!! 早く神界に帰してください!! 」
≪嫌☆凰輝さんところに置いてもらえば? ≫
「……えぇぇえぇぇぇえぇえぇぇえぇぇえぇぇぇえぇえぇぇ!?!? 」
「ごめん。 無理」
≪なんで? ≫
「経済的理由」
≪ありゃま…気にしない気にしない☆≫
「気にするぞ阿呆」
『凰輝さぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁあぁぁん!?!? 』
ん? なんだようるせぇな
「なに唯一神帝に暴言吐いているんですか!? 謝ってください!! 」
「嫌じゃ」
「謝りなさい!! 」
「『桜花正拳・連』」
ガスッ!! バキッ!! ドカァ!! メキッ!! ベキッ!! グシャ!!
…………………
≪アハハ〜♪じゃぁどうすればいい? ≫
「金塊寄越せ☆」
「うぉいうぉいうぉい……」
何故フィア呆れる?
≪いいよん♪≫
『えぇぇえぇぇぇえぇえぇぇえぇぇえぇぇぇえぇえぇぇ!?!? 』
うは、物分かりいいな
まじで会いてぇ
≪明日のお楽しみってことで♪≫
「OK☆」
………こうして送り届けられた本人(本神? )を無視し
我が家に新たに居候が来ました☆
うん、 いい声で鳴いてくれそうだ☆(オイコラ)
実はこれ昨日出すはずだったんです…ごめんなさい