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其の拾陸:彼女の敵と初恋の相手

新キャラ登場!!


ピンポーン


「は〜い」


どうも雷華です

今日は凰輝さんが

『今日はテストあるから家にいろ。

昼前には帰ってくるから棚の物なんにも食べるなよ』

と、 言っていたのでお留守番です

『テスト』ってなんなのか分からないですけど

お昼は何だか楽しみです


で、 今は11時

凰輝さんを待っていたところです

なのにさっきのチャイム

でも出なくちゃ


「は〜い」

「四神流の使い手がここにいると聞いたのだが…」

「!? 」

「…その様子だといるみたいだな…教えて貰おうか」


いた女性は腰まで伸ばした茶髪がよく似合う美女。

でも完全な無表情で赤く染まった顔が少し気持ち悪い……

その女性は一つに束ねた髪を揺らしながら腰に手をのばす


「…どこにいる」

「…」


女性は息を切らしながら腰から何かを抜き

私に向ける



「………え? 」


左肩に激痛が走る

見ると左肩に小さな穴が開いている


「言え…言わないと次は……」


ドゥッ!!


その言葉全てを聞かず

私は雷撃を放つ!!

だがその女性は紙一重で避けるとまた黒い筒の様なモノを私に向ける!!


「……右肩を撃つ」

「うっ…!! 」


次は右肩に穴が開く

な、 何なんですか一体…!?


「雷華―? 」

「フィア!! 」

「新手…」


フィアが私の様子をみにきた

そして女性に気付く


「……誰? 」

「知りません!! 」

「うぉい!! 」


いや、 そんな突っ込みされてもねぇ…


「四神流の居場所…教えろ…!! 」

「家の前で騒いでんじゃねぇ!! 」


ドカァ!!


あ、 凰輝さん今帰ってきたんですね


「凰輝、 ナイスドロップキック!! 」

「てめえらも騒いでんじゃねぇ! 」


ドガァ!! ガスッ!!


「ゲフッ!! 」

「キャア!! 」


い、 痛い…

な、 なんで私達まで……


「う……」

「休め、 風邪引いている奴に俺が負ける訳無いだろう」

「か、 風邪…? 」


女性は相変わらず無表情のまま、 だからなんて考えているのか全く分からない


「………」

「チッ気絶したな。 雷華、 フィア運べ」

「え? あぁ」

「え? なんでですか? 」

「メガトンパ―ンチ! 」


ドカァ!!


「ギャフ!! 」

「運べ」

「は、 はい…」


お、 鬼……

ともかく私達は謎の女性を家のソファーに運び

お昼にしました

今日のお昼はラーメンというものです

とても美味しかったです



「何なんですか? これ…」


私は女性が持っていた黒い筒について凰輝さんに聞いてみた


「銃だな…弾は入ってないみたいだが…」

『銃? 』

「あぁ、 大したことないが

火薬の爆発力を利用して鉛の弾を飛ばし相手に致命傷を与える武器だ

弾を受けたら早く取り出さないと鉛中毒を起こす危険があるんだ」

「……って、 無茶苦茶危ないじゃないですか!! 私2発も受けたんですよ!! 」

「ほぉ〜じゃあ取り出さないとなぁ〜」

「…大丈夫…」


あ、 起きた

ってイタタタタタタ!!


「なっ!! 何しているんですか!? 」

「ん〜弾は入ってないな〜」


凰輝さんが傷口をほじくりまわしているのでとても痛い……

というか心無しか笑ってません…?


「…『音無流(おとなしりゅう)』は氣を込めて弾換わりにする

だから弾は込めてない…」

「痛い!! 痛い!! 痛い!!!

弾を入れてないなら傷口ほじくりまわす意味無いですよ!! 」

「俺の趣味だ」


しゅ、趣味ぃいぃぃいぃぃぃいぃ!?

へ、 へんな趣味…


「♪〜♪♪〜」

「た、楽しまないで下さい!! 痛い!! 痛い!! 」

「あ〜あ、 気の毒に」


ガン!!


フィアが嘲笑うように言っていたので殴っときました。


「いてぇ!! 」

「痛いんですよ!! 変わって下さい!! 」

「嫌に決まっているだろ!! 」

「喧しいわ!! お前ら!! 」


ガン!! ゴン!!


い、 痛い…

でも、 ようやく凰輝さんは傷口をほじくりまわすのを止めてくれました…


「………変……フフッ」

「なんだ笑ったら可愛いじゃん」

『!? 』


微笑んだ女性にあっさりと言い放つ凰輝さんに

驚く女性3人

特に微笑んだ本人は赤い顔が更に赤く染まった気がする


「? 何をそんなに驚くんだ? 」

「いえ、 そんなことも言えるだなんて……」

「メガトンキィーック」


ドカァ!!


「ギャン!! 」

「な…なんだよその悲鳴…」


ひ、 悲鳴についての突っ込みはなしで……


「……もう大丈夫…あとは親戚の家で休む……」


そういうと女性は立ち上がり家を出ようとする。


「あの…」

「…? 」

「名前…なんていうんですか? 」

「……レニー・クラウディア」


凰輝さんがレニーと名乗った女性に銃を返すと

そのまま自分の部屋に戻ろうとする


「……四神流」

「凰輝だ」

「…凰輝……まだ決着はついてないから…又来る……」

「……んーいつでも来い」

「………そうする」


そのままレニーさんは出ていった

……又来るのかな?


「モテる男っていうのは大変だねぇ…」

「? 凰輝なにか言ったか? 」

「いや別に」


………あ!!!!


「私撃たれ損じゃん!! 」

「今気付いたのか」

「遅!! 」


うぅ〜

今度来たら雷撃を放ってやる〜〜


実は何気に今テスト期間中(勉強しろよ)

後、レニーは当分出てきません(こら)

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