其の拾肆:神様と共に修行中・弐
まだまだ続くぞ
司会は凰輝でお送りします
さて、続きを見るか
「貰ったぁ!! 」
「…甘い! 甘すぎる!! 」
ガッ!! キィン!!
フィアの放ったフェイントも紗には通用しなかった
まぁフィアには可哀想な話だが紗は俺と十年以上付き合っている
所謂幼馴染みってやつだ。
何回か組手もしているので
生半可なフェイントは通用しない
…ん? 何十回だったかな?
いや何百回だったかも…
まぁいいや
さて、 雷華と青葉は…っと
「チャンス!! 」
「……」
ガッ!! カキィ!! カチン!!
始めは圧倒的だったが
前回強烈な一撃を受けたので青葉の動きは確実に鈍くなっている
…だがまだまだ勝負は先が見えない
「いけいけ〜!! 」
「五月蝿い影薄」
ゴガァ!!
「グワァ!! 」
あ、 影薄殺っちゃった。
まぁいいか
死なねぇし
生きてる限りだけど
「…あ、 」
「あ、 」
「あ、 」
「あ、 」
あ、 気付かれた
「……まぁいいや」
あ、 案外冷酷なんだね青葉
「ありゃま」
あっさりしてるなぁ紗
「……別に闘いが楽になるワケじゃないのに……」
だよなぁ雷華
「ん〜〜どうせなら紗さんがやられてくれればなぁ…」
そうだよなぁフィア
「俺の心配してくれよ!! 」
「いや、 だがなぁ…」
「うん…」
「大して役にたってなかったし…」
「…正直に言うと…」
「だよねぇ……」
……………………
『邪魔』
「ガ――――――ン!! 」
ショック受けすぎ
大して役にたってなかったじゃねぇか。 お前
「作者―」
「お―っす」
『? 』
「古より産まれし邪悪なる意志よ
黒金の鎧を纏いて指し示す者を討ち滅ぼさん!!!! 」
「何その呪文!? 」
「この空間からの追放呪文」
「無駄に立派すぎない!? 」
立派すぎるだろうが
呪文は呪文
影薄は漆黒の衣に包まれ消えていった
「戦闘再開〜」
頑張れ〜
「…何か気が狂うなぁ…」
その通りだけど頑張れ
「う、うおりゃぁぁぁあぁぁあぁぁぁ!!! 」
「甘い!! 」
先に再開したのはフィアと紗
ガッキィィイィィィイィイィィィィン!! ドシャァ!!
「カハッ…! 」
受身も取れずに勢いよく投げられたからなぁ…
ダメージは半端ないはずだ
「…御免なさいね」
「え? 」
「豊華流…『花枯』!! 」
ドゴォ!!
「…グフッ!! 」
…そんな技あったか? まぁいいや
『花枯』は全体重+氣が込められた一撃、 肘鉄らしい
特に倒れた相手に放つのが一番威力が高そうだ
それを受けたフィアの体力も0
はい、 二人目〜
「作者〜」
「OK!! 」
作者の呪文と共にフィアの体も漆黒の衣に包まれて消える
「私は見ているから
二人とも頑張って〜」
「お、お〜!! 」
〜〜次回、決着!!〜〜
現在状況
雷華 :302/620
フィア:000/660(失格)
紗 :739/785
青葉 :203/540
影薄 :000/315(失格)
よくよく考えたら体力値あまり関係ないような…
まぁいいや(よくねぇよ)