其の拾参:神様と共に修行中・壱
「うおぉぉおぉぉぉ!! 」
ガキン!!
フィアが繰り出した一撃はアッサリと手甲によって弾かれた。
まったくよくやるなぁ
そう思いつつ俺、 凰輝は他の奴等に目を移す
「ライディン!! 」
カッ!! ゴロゴロ!!
ドカーン!!
「グゲフ!! 」
雷華、 それ作品違うぞ
作者がスク〇ア・エ〇ックスに怒られるから止めなさい
あと影薄、 何だその悲鳴は
腹立つなぁ
「…退いて」
「え? うわあぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁ!!! 」
ヴォン!!
青葉の放った一撃は影薄の脇を通りすぎ雷華へと迫る!!
「へ? 」
あ、
ズバシュ!!!!
「いったぁ〜」
彼女が放った強烈な一撃は肩口から浅く切り裂いただけだった
だが、 発生した隙は大きすぎるはずだった
「隙ありぃ!! 」
「…甘い」
バチィ!!
「ぐわあぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁ!?!? 」
「ありゃ? 」
雷華の放った雷撃は青葉を狙ったハズなのに
彼女に当たらず後ろにいた影薄に当たる
あんなでかい大剣を持っていたのにアッサリと回避するとは…やるな、 素人のくせに
「そ、 そんなのありですか!? 」
「あり」
うん、 俺もそうする
第一俺は大剣よりも長剣を選ぶ
……関係ない?
だな、 次行こうか…
「うわぁ!? 」
「…豊華流『梅落』」
ドシャ!!
おぉ…
相変わらず見事な投げ技だな
豊華流を放つとき、 目付き変わるのも相変わらずだな…
ていうかお前等神とか悪魔なのに人間に押され気味になってんじゃねぇよ
「…このぉ!! 紅蓮弾!! 」
「豊華流『菊鏡』」
「っ!? うわわわわ!? 」
ゴゥ!!
自分が放った炎に逆に呑まれるフィア
ダメージは小さくなさそうだ
さて雷華たちは…
ドシャァ!!
「いったっ…」
「…終わり…? 」
「いっけ―――!! 」
五月蝿いぞ影薄
黙ってろ
「っ…まだまだぁ!!
雷撃閃華ぁ!! 」
どぅん!!
「!! 」
「はいぃぃぃいぃぃいぃぃぃぃ!? 」
バチチチチチチチチ!!!!!
雷華の掌から出てきたのは黄でも白でもない
いわば銀の雷―――
それを見た二人はあまりの意外さに隙ができ、 銀の雷に呑まれる。
影薄はともかく青葉は大丈夫かよ!?
「……どうです!! 」
「……甘い………」
「し、死ぬかと思った!! 」
ち、 影薄生きていたのかよ
だが二人とも元気がない
あの雷の威力は半端ないようだ
特に直撃した青葉には…
中々楽しませてくれそうだ
「…あ、 そういえばお前等」
『…?』
俺の言葉に皆が振り向く
「一応死なない限りは怪我は治るらしいから死なない限りは…」
「それって…」
流石紗
勘が鋭い
「死んでも蘇生不可だから」
『はいぃぃぃいぃぃいぃぃぃぃ!? 』
というかお前等この事考えろよ
よく考えずにやったなぁ
〜まだまだ続くよ!! 〜
現在状況(現在体力/最大体力)
雷華 :324/620
フィア:332/660
紗 :743/785
青葉 :219/540
影薄 :004/315
体力値や技名等の突っ込みはナシで