表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

99/340

98.ショタって?

 バスタブに浸かっているヒロシ(小4)とタダシ(小1)。

 アカネ(高2)は体を洗っている。

 ヒロシがアカネに聞いた。

「姉ちゃん」

「なに?」

「今日、タダシと帰ってくる時さ、たぶん高校生の女子が2人歩いてんだよな」

「ふーん、それで?」

「1人が、俺たちのこと見て、『かわいいね』って」

「へぇー。――それって自慢?」

 シャワーで体の泡を流しながらアカネが聞く。。

「そうしたら、もう1人が『あんたショタ?。ヤバくない』って」

「……」

「ショタって何だ? その子たち別に何もしょってなかったけど?」

「ちょっと待っててね」

 アカネは、体の泡をシャワーで手早く洗い流すと、バスタブに入ってきた。

「ショタってのはね、まあすごく簡単に言うと、小学生くらいの男の子が好きなことよ」

「じゃあ、俺たちのこと好きだとショタ?」

「そういう場合もあるかもな」

「じゃあ、お姉ちゃんもショタ?」

 それまで黙って聞いていたタダシが言った。

「お姉ちゃんは違うわ。小学生の男の子なら誰でもいいってわけじゃないのよ」

 アカネはそう言うと、両手でそれぞれヒロシとタダシを抱き寄せた。

「お姉ちゃんが好きな小学生の男の子は、ヒロシとタダシだもーーん」

「やったーー」

 アカネの言葉にタダシは大喜び。

 ヒロシははにかんで笑った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ