38.コロコロマッサージ
アカネ(高2)・ヒロシ(小5)・チャコ(年中)の3人での入浴後、服を着る前にアカネがコロコロマッサージ器で全身の肌マッサージを始めた。
顔や腕、胸、腹、太もも等に、コロコロマッサージ器を滑らせる。
「お姉ちゃん、それなあに?」
チャコが興味深げに姉にたずねた。
4歳の幼女でも、キレイになることには興味深々だ。
「こうやって、転がしてマッサージすると肌がキレイになるんだって」
「へえーー、そーなんだ。私もやってみたい」
「いいわよ。やってあげる」
アカネは、チャコの肌の上にマッサージ器を滑らせた。
「きゃははは、くすぐったい」
「ふふ、がまん、がまん」
「もーだめー、がまんできない」
「チャコには、まだまだ必要ないわね」
「姉ちゃん、僕もやってみたい」
それまで姉妹の様子を見ていたヒロシが言った。
「いいけど、ヒロシに耐えられるかな~~?」
いたずらっぽく笑いながら、アカネがヒロシの、特にくすぐったがる部分にマッサージ器を走らせた。
「ギャハハハ! うわ、参った。もー、こーさん、こーさん! やめてぇ~~」
アカネのマッサージに、ヒロシが大笑いと共に悲鳴を上げながら悶絶した。
「なんだ!」
「どーした?」
「なにごと!?」
他の兄弟姉妹たちが、大騒ぎを聞きつけて3人の元に、別の部屋から駆けつけてきた。
「ごめ~~ん。ちょっとやり過ぎちゃった」
アカネが兄弟姉妹に謝る。
人一倍くすぐったがり屋のヒロシは、ぴくぴくして動けなくなっていた。