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2.洗ってあげる

 入浴2組目は、アオイ(大1)、ヒロシ(小4)、ダイゴ(年少)。

 ぱっぱっと手早く服を脱いで浴室に入っていくヒロシ。

 アオイは先に服を脱いでから、ダイゴが脱ぐのを手伝ってやる。

「ほら、ばんざいして」

「はーい」

 浴室の中からシャワーを使う音が聞こえてきた。

「ヒロシーー、よく体を洗ってからお湯に入ってよーー」

「分かってるよーー」

 ドア越しに返事が聞こえてきた。

 アオイとダイゴが浴室に入ると、もうヒロシがお湯に入ろうとしているところだった。

「ちょっと、ちゃんと洗ったの?」

「洗ったよーー」

「見せてごらん。もう、耳の後ろ真っ黒じゃない。あ、足の指の間も」

「お姉ちゃん、細かいよ」

「だめ、ほら、そこに立って」

 アオイはヒロシの耳の裏や足の指を洗ってやり始めた。

「ここもきれいにしたの?」

 アオイはヒロシの下の方も洗ってやる。

「きゃは、く、くすぐったいよ」

「はい、じゃあ、もうこれでいいわ」

「ふう、やっと入れる」

 ヒロシがお湯に入った。

「ふうーー、きゃ!」

 アオイはふいに後ろから小さな手で洗われてびっくりした。

「僕もお姉ちゃん、洗ってあげる~~」

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