表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/340

17.会っちゃった

「銭湯って、そういうもんなんだよ。知らない人たちと一緒に入るの」

 ヒロシ(小4)がダイゴ(年少)に説明した。

「僕、お兄ちゃんたちと入る事にする」

「男の方だって、知らない人ばっかだぞ?」

「男の人なら平気」

 タダシ(小1)に言われたが、ダイゴは男湯なら平気だった。


 スーパー銭湯には様々なタイプの風呂がある。

 だが、体の小さいダイゴには入れないタイプのものもあるので、大きい兄の誰かがいっしょについて浅い風呂に入っていた。

「あれ、ダイゴ君だ」

 小さな女の子の声がした。

 見ると、幼稚園で同じクラスのアンナがいた。

「アンナちゃん」

「ダイゴ君も来てたの」

「うん。お兄ちゃんたちと。アンナちゃんは?」

「パパと来たの。ママは女湯」

 男湯でなら、同級生の女の子と会っても、ダイゴは平気な様子だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ