165/340
164.ねえねは誰が?
チャコ「ねえねえ」
アカネ「はい、どうぞ」
チャコ「お兄ちゃんが『にーに』なら、お姉ちゃんは何て呼ぶの?」
アカネ「チャコが今言ったのが、まさにそれよ」
チャコ「?」
アカネ「今、ねえねえって言ったでしょ?」
チャコ「言った」
アカネ「それ。『ねえね』よ」
モモコ「『ねえね』かー」
ミドリ「『ねえね』もかわいーねー」
キイロ「『にーに』を決めたんだから、『ねえね』も決めない?」
アカネ「いいわね……。じゃ、『ねえね』って呼ばれたい人?」
女子6人、全員挙手。
アオイ「困ったわね。これじゃ決まらないわ」
アカネ「こういうのは、呼ぶ側に聞くのがいちばんよ。ねーえ、ダイゴ?」
ダイゴ「?」
アカネ「ダイゴはーー、お姉ちゃんたちの中で、誰を『ねえね』って呼びたいかなーー?」
6人の姉たちが、にこにこの笑顔でダイゴに迫った。
ダイゴ「う……、その……、あ、僕、ちょっとおなかが痛く……」
ツヨシ「そんな、3才の子にプレッシャーかけるなよ」
女6人「にーには黙ってて!」
コウジ「おー、もう早速その呼び方始まってんのか」