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15.直ぐ入れるように

 別の日。

「ただいまー」

 部活動を終えて、アカネ(高2)が帰ってきた。

「ふー、汗だく。早くシャワー浴びたい」

 アカネは浴室に向かった。

「あれ? キイロとハヤトどうしたの?」

「だって、シャワー先に使われてるんだもん」

「順番待ちなんだ」

 キイロ(中2)とハヤト(高1)はアカネに答えた。

「でも、なんでそのかっこで?」

「だって、汗かいちゃったから気持ち悪くて」

「空いたら直ぐ入れるように、脱いで待ってるんだ」

 中でシャワーを使っているのは、コウジ(中1)とミドリ(小5)とヒロシ(小4)とモモコ(小2)とタダシ(小1)だった。

「確かにこれ以上入ったら、さすがにきゅうくつね」

 アカネも着ていたものを全部脱ぐと、ハヤトの後ろに並んだ。

「ただいまー」

 今度はアオイ(大1)が帰ってきた。

「あら、キイロにハヤトにアカネ、そんなかっこでシャワーの順番待ち?」

「1秒でも早く浴びたいから、スタンバイして待ってるの」

「あたしも浴びたいのよね」

 アオイも同じように服を脱ぎ、アカネの後ろに並んだ。

 中からやっとコウジとミドリとヒロシとモモコとタダシが出てきた。

「あ、兄さん姉さん」

「お帰り」

 そこへ今度はツヨシも帰ってきた。

「わ、みんなそんなかっこでどうした? 1、2、3……、9人で入ってたのか? ウチの風呂そんなに広かったっけ?」

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