表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

151/340

150.クラゲじゃないよ

「この透明なのなあに?」

 夕食を食べているとき、半透明な物を箸でつまんでタダシ(小1)がたずねた。

「それはキクラゲよ」

 ミドリ(小5)が答える。

「クラゲ? クラゲって食べられるの?」

「食べられるクラゲもあるけど……、これはクラゲじゃないわ」

「だって、キクラゲでしょ?」

「名前の通り、木にできるクラゲ。本当はキノコの仲間なんだって」

「これ、キノコなんだ」

「確かに透明でクラゲっぽいから、本物のクラゲと思うかもしれないけど……、キノコなのよ」

「へえーー、初めて知った。ミドリお姉ちゃんよく知ってるね」

「実はミドリも、昔はキクラゲのこと、海のクラゲだと思ってたのよね」

「やん、アカネ姉さん、それは言わないで」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ