表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

140/340

139.逆パンダ

「2人ともだいぶ焼けたね」

 モモコ(小2)、タダシ(小1)と一緒に入浴している時、2人の体を見てアオイ(大1)が言った。

 小学校での何回かの水泳学習を経て、モモコもタダシもだいぶ日焼けしたのだ。

「僕は、海パンの部分以外は、こんなに真っ黒になった」

 タダシが、自分の体を姉2人に見せた。

「私は、腕と足だけだな」

 モモコは手足を見せる。

 女子のスクール水着は胴体部分は隠れるので、肌は白いままだ。

「アオイ姉ちゃんは焼けてないね」

 タダシがアオイの白い肌を見て言った。

「大学生になると、水泳の授業もそうそう無いしね」

「僕とこんなに色が違う」

 タダシが自分の腕とアオイの体を比較した。

「私とも。どっちが黒いかな?」

 モモコが、タダシと腕の黒さを比べた。

「どっちも黒いわよ。それはそうと――」

 アオイが、モモコとタダシの顔を見て言った。

「2人とも逆パンダ状態だね」

 モモコとタダシは顔も日焼けしているが、目の周りだけ白く残っている。

 水泳授業の際ゴーグルを着けているため、目の周りだけ日焼けせずに残っているのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ