超進化VS忍術
一刀VS仮面シャドーの決着!
そして仮面シャドーの正体とは!?
最強王者決定戦の本選が開始され
本選一回戦第二試合
一刀VS仮面シャドーの戦いが開始された。
最初は対した実力者はいないと感じたため手を抜いた感じで戦う一刀だが
対戦相手の仮面シャドーはそんな一刀を追い詰めるが自分の手で一刀を助け、本気の勝負をするようにと言うと
それを聞いた一刀の目が覚め、一刀も少しずつ本気を出すのであった。
一刀「おらよっ!! 」
シュシュシュッ!!
シャドーに拳の連打を繰り出す一刀
だが
パシパシパシッ!!
一刀の拳はシャドーに全て受け止められ
ダッ!
シャドー「そりゃっ!! 」
ブォンッ!!
一刀の隙をついたシャドーは片手を地面につけて蹴りを繰り出した!
一刀「なんのっ!! 」
サッ!
だが一刀はシャドーの攻撃がくる前に両腕を構えると
ドカァッ!!
ズザザーーッ!!
一刀は両腕でシャドーの攻撃を受け止めた!
桃香「ようやく一刀くんにエンジンがかかったようだね! 」
華琳「まったく、ひやひやさせるんだから 」
月「一刀さん、頑張ってくださーい! 」
みんなが一刀を応援するなか
蓮華「・・・(あのシャドーとかいう者を見ていると胸の奥で何かが反応するのだが何故だ?) 」
蓮華は何故かシャドーに興味をもっていた。
すると
シャドー「どうやら本気を出してくれたようだな、だったらこちらも全力で挑むのみだ! 」
シュシュッ!!
シャドーは印を結ぶと
シャドー「『風遁・旋風手裏剣』! 」
ブォンッ!!
風の気で巨大な手裏剣を二枚作り出した!
そして
シャドー「ハァッ!! 」
シュッ!
巨大な手裏剣を一刀に投げつけるシャドー
一刀「へんっ!そんなもん食らうかよ! 」
ササッ!!
一刀は見事に手裏剣を避けるが
シャドー「甘いっ!! 」
ぐぐっ!!
シャドーが手を動かすと
くいっ!!
一刀「なにっ!? 」
一刀を去った手裏剣がUターンして再び一刀に襲いかかってきた!
一刀危うし!?
だが一刀は
一刀「こうなったら! 」
一刀は剣を構えると
一刀「『俄龍勝利の飛び道具』!! 」
ブォンッ!!
何と!?一刀は剣をブーメランのように投げ飛ばし
バチバチーッ!!
気の手裏剣と激突させた!
これが普通の剣ならば簡単に切られてしまうのだが
バシュンッ!!
一刀の剣は並の剣以上の硬度をもっているため逆に気の手裏剣を粉砕した!
一刀「よしっ!次はお前だぜシャドー! 」
スッ!
そしてそのままシャドーの方を向く一刀だが
ゴッチーンッ!!☆ミ
一刀「いたっ!? 」
ブーメランが戻ってくることを忘れたため剣が頭に激突してしまった。
桃香「一刀くん!?/// 」
華琳「学園の恥さらし/// 」
凪「しばらく他人のふりしましょう/// 」
一刀の様子に恥をかくフランチェスカ学園のみんな
選手控え室
蒼魔「兄貴、この戦いどっちが勝つと思う? 」
蒼魔が孤狼に聞いてみると
孤狼「実力でいうならほぼ互角といったところだろう。力の一刀VS速さのシャドーってとこだな 」
孤狼が二人の戦いを言うと
孤狼「(しかしあの仮面シャドーとかいう奴、何となく一刀に似た気がするのは俺の気のせいか?一体奴の正体は誰だ?) 」
この時、孤狼は仮面シャドーの正体に疑問を感じていた。
そして戦いはというと
ドカッ!!
一刀「(ちっ!このまま長引けばダメージの大きいこちらが負けてしまうな!?) 」
そう考えた一刀は
一刀「(まさか一回戦で使うとは思わなかったぜ!) 」
スッ!
そして急に一刀は立ち止まると
一刀「うぉーっ!! 」
バシュシューッ!!
気を全力で出してきた!
すると
ジャキンッ!!
一刀の姿は白く輝く騎士姿、瞳はサファイア、長髪、素早さそうな足、右手は巨大な白虎の銃『聖獣白虎銃』を、左手は龍の形をした究極の光の剣『聖龍光丸』を構え、身つきは玄武の防御、肩にも二頭の玄武顔の長首があり、背中には赤いマントの姿へと変化した。
これが一刀達が使う強化形態・超進化である。
実況「おぉーっと!北郷一刀選手、姿がいきなり変わったが果たしてどう出るのか!? 」
大会本部室
ユーロ「パパァッ!あの北郷一刀の姿は何なの? 」
バーツ「あれは、おそらく目立つための衣装チェンジだ! 」
※違います
ざわざわっ…
超進化を知らない観客達がざわめくなか
一刀「お前は素早さに自信があるようだが、超進化とどっちが早いかな? 」
シュンッ!!
一刀はそう言うと一瞬で消えてしまった!
だが別に消えたわけではなく、高速で動いているためそう見えるのだ。
シュッ!
シャドー「そこだっ! 」
シュッ! ブォンッ!!
シャドーは上空に現れた一刀に攻撃を仕掛けるべく飛び上がって攻撃するが
ブゥンッ!!
シャドー「なにっ!? 」
シャドーが攻撃したのは一刀の残像であり
一刀「一刀流『幻影分身』ってな 」
パッ!
一刀がシャドーの後ろに回り込むと
一刀「おりゃりゃーっ!! 」
シャドー「ぐほほっ!? 」
ドカカカカカカカカッ!!
一刀はシャドーにパンチの連打を食らわせ
一刀「せいやっ!! 」
ドカンッ!!
シャドー「がはっ!? 」
キィーーンッ!!
ドッシーーンッ!!
両腕を合わせて振り下ろした一刀の一撃を食らい、シャドーは舞台場に叩きつけられた!
大会本部室
ユーロ「パパァッ!あのシャドーとかいう奴弱すぎだよ! 」
お前に言われたくない
バーツ「確かにあいつに北郷一刀を倒すのは無理のようだな、少し手を貸してやるから感謝しろよ! 」
ポチッ!
バーツがボタンを押した瞬間
シュシューッ!! ギュッ!!
一刀「なにっ!? 」
舞台場から鎖が伸びてきて空中にいる一刀を拘束した。
一刀「こんなもんっ!! 」
ぐぐっ…
一刀は力ずくで鎖を破壊しようとするが
ビリビリーッ!!
一刀「ぐわーっ!? 」
鎖から電流が流れだし、一刀を苦しめる!
だがその時!
観客「おい、もうちょい前で見ようぜ! 」
観客「見よう見よう! 」
ぐぐっ…
後ろの方にいた観客達が前に寄って来た。
桃香「苦しいよ〜!? 」
華琳「これが満員というものなの!? 」
月「へぅ〜!? 」
ギューッ!!
観客達が詰め寄るせいで前の方にいた桃香達が苦しんでいた。
そしてその時、事件は起きた!
ぐぐっ!!
蓮華「えっ!? 」
桃香達と同じように蓮華が押し出され
蓮華「うわぁっ!? 」
バンッ!!
蓮華は観客席から押し出されてしまった。
ガシッ!!
蓮華「うぅっ!? 」
だが何とか壁につかまっているおかげで落ちずにすんでいるが長くはもたない
思春「蓮華様!?ちぃっ!どけっ! 」
他のみんなも蓮華を助けようとするが人が詰め込み状態なのですぐに助けることができなかった。
一刀「れ…蓮華!? 」
電流に苦しみながら蓮華の方を見る一刀
実況「おぉーっと!観客の一人が落ちそうになっている。これはアクシデント発生だ! 」
実況する間があるなら助けろ!
選手控え室
ドンドンッ!!
蒼魔「ダメだ!?開かねえよ! 」
蓮華を助けに向かいたい蒼魔達だが扉が開かなくて助けに行けられない!
蓮華を救えるのは舞台場にいる一刀とシャドーしかいないのだが
ビリビリーッ!!
一刀「ぐおーっ!? 」
一刀は電流に苦しみ、鎖で縛られているため身動きがとれない
そしてついに
蓮華「も…もうダメ!? 」
パッ! ヒューッ!!
蓮華の手に限界がきてしまい落ちる蓮華
一刀「蓮華ーっ!! 」
キィーンッ!!
そして蓮華が地面にぶつかりそうになったその時!
ビュンッ!!
一刀「えっ!? 」
起き上がったシャドーが蓮華の方に向かっていくと
ガシッ!!
間一髪でシャドーが蓮華を受け止めた!
だがこの時、シャドーの足が場外についたため
実況「あぁーっと!仮面シャドー選手、人助けとはいえ場外に出てしまった!これにより勝者・北郷一刀選手! 」
カンカンカーンッ!!
シャドーの場外負けにより一刀の勝利が決まった。
ユーロ「パパァッ!? 」
バーツ「うぐぐっ!?おのれ仮面シャドーめ! 」
ピッ!
これ以上、罠をしておくとヤバイため罠を解除するバーツ
そして
スッ!
蓮華「あ…ありがとう/// 」
シャドーに下ろされ、何故か顔を赤くしながらお礼をいう蓮華
すると
一刀「おいシャドー、お前なんで蓮華を助けたんだよ? 」
罠から解放された一刀がシャドーに聞くと
シャドー「たとえ別人だとわかっていてもあのお方である以上、助けるのが俺の役目だ 」
一刀「は? 」
シャドーの言葉に一刀は理解できなかった。
そしてシャドーは
シャドー「では、これにて 」
ボンッ!!
一刀「けほけほっ!? 」
シュンッ!!
煙幕を発生させて逃げるシャドー
個人選手控え室
シャドー「ふぅ…何とか逃げきれたな 」
カチャッ!
仮面シャドーが仮面を外すと
バンッ!!
そこには一刀の顔があった。
勘のいい読者ならもうわかっていると思うが
仮面シャドーの正体、それは作者の同掲載小説である『孫呉の忍』の一刀なのだ。
忍一刀「すさまじき大会があると聞いて鍛練のために参加するべく潜り込んだが一回戦で自身に負けるなんてまだまだ修行が足りないな 」
一刀(孫呉の忍)が言うと
忍一刀「あとは任せたぞこの世界の俺よ 」
シュンッ!!
そして忍一刀はどこかへ消えてしまったという




