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一刀、怒り爆発!

一刀達に最強王者決定戦の報せがやって来て出場することになった一刀、蒼魔、孤狼、雫、恋、(及川)


及川を除くみんなが楽に一次予選を通過した後、続く二次予選であるバトルダンジョンが開始された。


ダンジョン内で相手を倒し、玉を二個手に入れた先着16人が本選に進むことができるというルールのなか


大会主催者であるバーツ・エンドルゲンの息子であるユーロ・エンドルゲンと十人兄弟の長男であるナンバットの試合が開始され、体の一部をダイヤ化させるユーロに優勢なナンバットだがナンバットの家族を人質にするユーロの卑劣な手段により滅多うちにされるのだった。


そしてダンジョンの外ではユーロの卑劣な手段が伝わっておらず


ざわざわっ


実況「さぁ、選手の皆さんがダンジョンに入ってからすでに30分が経過してますが未だに誰もダンジョンを攻略している人はいません。果たしてダンジョンを一位通過する人は誰なのでしょうか!? 」


観客達は誰がダンジョンを一位で通過するのか出口を見つめていると


スッ!


誰かがダンジョンを脱出した!


桃香「一刀くんかな!? 」


華琳「それとも蒼魔か孤狼!? 」


ねね「恋殿に決まっているのです! 」


そしてダンジョンを一位通過した人物は


バンッ!!


実況「ダンジョンの一位通過者は仮面シャドー選手です! 」


何と!?ダンジョンの一位通過者は一刀達ではなく仮面シャドーであった!


実況「では投票の結果を見てみましょう 」


この二次予選では観客のみんなも暇がないよう一位通過者を決めるゲームが行われている。(当てた人には賞金100万円)


そしてシャドーに票を入れた人物は…


実況「おめでとうございます!袁紹麗羽さんが10万円獲得です! 」


何と!?麗羽であった!


猪々子「麗羽様、すごいじゃないっすか!? 」


斗詩「一刀さん達に入れなかったんですか!? 」


と聞くと


麗羽「何故わたくしがブ男さんに入れなきゃなりませんの?ただ単に一番地味な人に入れただけですわ 」

恐るべし袁家の幸運である!(真・恋姫†無双での競馬大会でも見事一位を当てた。)


そしてその後


ダダッ!!


孤狼「ちっ!先を越されちまったか!? 」


蒼魔「惜しかったぜ!! 」


孤狼、蒼魔の順にゴールするのだった。


桃香「(一刀くん、どうしちゃったんだろう!?) 」


その頃、一刀はというと


一刀「おかしいな!?ここはさっきも通ったはずなんだが!? 」


未だにダンジョンの中をさ迷っていた。


一刀「えぇいっ!こうなったら考えるのはやめだ! 」


ゴォッ!!


手に気を込める一刀


そしてその頃


ユーロ「おらよっ!! 」


ドカッ!!


ナンバット「がはっ!? 」


ユーロがナンバットを痛め付けていた。


ユーロ「どうした?悔しかったら反撃してみろよ!だが反撃すればお前の家族の命がないがな! 」


ナンバット「うぅ… 」


本当はナンバットの実力ならばユーロを倒すくらいはできるものだ。


だが家族を人質にとられているためナンバットは反撃できないでいた。


ユーロ「そうだ。ひとつ教えてやるよ。この大会でもし人殺しが発生したとしても殺人者は罪には問われないシステムなのさ、つまり俺がお前を殺しても俺は罪に問われることはない! 」


カッキーンッ!!


ユーロはかかとをダイヤにすると


ユーロ「ではそろそろ飽きたから一思いに殺してやるぜ! 」


シュバッ!!


ユーロはナンバットの上を高く飛ぶと


ユーロ「『ダイヤモンド・ギロチン』!このまま首を落とされて死にな!! 」


ブォンッ!!


ナンバットの首めがけてかかと落としを食らわそうとするユーロ!


ユーロ「心配するな!お前が死んだら墓石くらいは買ってやるよ!『ユーロ様に叩き潰された馬鹿の墓』ってな! 」


キィィンッ!!


ナンバット「(もうダメだ!?) 」


そしてユーロのかかと落としがナンバットの首に直撃しようとしたその時!


ドッカーンッ!!


ユーロ「ぶふっ!? 」


突然広間の壁が破壊され、破片にぶっとばされるユーロ


スッ!


すると破壊された壁の穴から


一刀「ようやく広間に出たぜ!? 」


バンッ!!


一刀が現れた。


ユーロ「お…お前、何でここに!? 」


ユーロが聞くと


一刀「いや〜、結局ダンジョンがわからずじまいだったんで壁を破壊しながらまっすぐ突き進んだんだよ 」


迷路の壁を破壊しながら進む、いわゆるルール違反のようなものだがとりあえず気にしないでおこう。


そして一刀が辺りを見渡すと


バンッ!!


一刀「ナンバット!? 」


ナンバットが倒されているのを発見した。


ユーロ「そういえばお前はそいつと仲がよかったな、かわいそうな奴だ。俺を傷つけたら家族の命がないぞと言った瞬間俺にぶちのめされるなんてな、弱い家族を持つとはかわいそうな奴だ 」


カチンッ!!


このユーロの言葉に


一刀「テメェ、俺と勝負しろ!♯ 」


ドォンッ!!


キレた一刀が相手をしようとする


ユーロ「俺はもう玉を二個手に入れたから別に戦う必要はないんだが、玉を三つ持っていけば目立つに違いない!その勝負受けてやるよ! 」


だがこの時、ユーロは気づかなかった。


自分が愚かな選択をしたことを


そして一刀は


一刀「おらよっ! 」


シュッ!


ユーロに速攻を仕掛けるが


ユーロ「ふんっ! 」


サッ!


一刀「なにっ!? 」


ユーロは軽く避けると


ユーロ「『ダイヤモンド・ハンマー』! 」


カッキーンッ!! ブォンッ!!


一刀「がはっ!? 」


ドグボッ!!


一刀の背中に肘打ちを食らわし


ユーロ「これで終わりにしてやるぜ! 」


ガシッ!!


ユーロは一刀の後ろに回り、両腕を引っ張ると


ユーロ「『ダイヤモンド・クラッシャー』! 」


ドグボッ!!


一刀の後頭部に膝蹴りを食らわした!


ユーロ「ふんっ!ざまを見ろ、俺に逆らうから死ぬことに… 」


今の一撃で一刀を殺したと思うユーロだが


一刀「勝手に殺すんじゃねぇよ 」


ユーロ「なにぃっ!? 」


バンッ!!


一刀は血は流れているものの、ほとんど無傷の状態であった。


一刀「今まではナンバットの分までわざと攻撃を食らってやったんだ。これから少しずつ本気を出してやるぜ! 」


と一刀が言うと


ユーロ「ふんっ!負け惜しみを言うんじゃねぇよ!! 」


ブォンッ!!


一刀を殴ろうとするユーロだが


パシッ!!


ユーロ「なにぃっ!? 」


一刀はユーロの拳を指二本で受け止めると


一刀「それじゃあいくぜ! 」


ゴォッ!!


ユーロに対して構える一刀


そしてその時!


ユーロ「待てっ!!俺を傷つけたらお前の家族の命がないぞ!それでもいいのか!? 」


というユーロだが


一刀「好きにしやがれ!! 」


ドグボッ!!


ユーロ「がぶふっ!? 」


問答無用に一刀に殴られ、体をくの字に曲げるユーロ


ユーロ「ば…馬鹿な奴め!? 」


ピッ!


ユーロは通信機のスイッチを入れると


ユーロ「俺だ!今すぐ北郷一刀の家族を殺せ!! 」


というユーロだが


『ゆ…ユーロ様、それは無理です!? 』


ユーロ「何故だ! 」


『我々全員が北郷一刀の両親に返り討ちにあいました!? 』


ユーロ「何だと!? 」


そして同時刻、九州の北郷家では


優刀「まったく、これから切刃とデートだというのに邪魔するなんてひどい人達だ 」


北郷優刀…一刀の父。実力は一刀をも上回る


切刃「でもデート前の運動にはよかったじゃない♪ 」


北郷切刃…一刀の母。元レディース総長


そして北郷夫婦の回りには


ずらんっ!!


夫婦にやられたユーロの部隊が倒れていた。


バーツ島


ユーロ「何だと!?おいっ!? 」


通信機に向かって叫ぶユーロだがもう通信は切れていた。


そして


一刀「これでお前を守るものは何もないぜ覚悟しな!!♯ 」


ズンッ!!


一刀がユーロに近づいた!


それに対してユーロは


ユーロ「ひ…ひぃ!?か…勘弁してくれよ!?俺が悪かったから許してくれ!? 」


いきなり謝り出した!


ユーロ「お前だって格闘家ならわかるだろ!?誰だって熱くなれば知らないうちにひどいことをしちゃうもんだ!?だから許してくれよ! 」


ガバッ!!


土下座するユーロに


一刀「ま、そこまで反省してるなら仕方ないな… 」


反省していると見て許そうとする一刀だが


ガシッ!!


ユーロ「バカめ!! 」


ユーロは油断した一刀の肩をつかむと


カッキーンッ!!


ユーロ「『ダイヤモンド・ヘッドバット』!! 」


ドカーンッ!!


額をダイヤにして頭突きを食らわした!


ユーロ「油断するとは馬鹿な奴… 」


勝利を確信するユーロだが


一刀「なるほどな、それがテメェの返事ってわけか♯ 」


ゴゴゴッ…!!♯


一刀には効かず逆に怒らせることになった!


ユーロ「ま…待て!?今の冗談… 」


一刀「もうその手は食わねえよ!仏の顔は三度だが俺の顔は一度だ!!♯ 」


シュンッ!!


ユーロ「なっ!? 」


一刀は目にも止まらぬ速さでユーロの前に現れると


一刀「疾き(はやき)こと、風の如く(ごとく)! 」


ドカカカカカッ!!


ユーロ「ぐほっ!? 」


ユーロの腹に拳の連弾を食らわし


シュンッ!! バッ!


ユーロの背後に回り込んで口を塞ぐと


一刀「徐か(しずか)なること、林の如く! 」


ドォンッ!!


ユーロ「(ごほっ!?) 」


ユーロの口を塞いだままバックドロップを食らわし


ユーロ「お…おのれ!? 」


シュッ!


そしてユーロに休む間を与えず


一刀「侵略すること、火の如く! 」


ドォンッ!! ドォンッ!!


ユーロ「がははっ!? 」


アッパーカットでどんどん上昇していき


ガシッ!


一刀「動かざること、山の如し! 」


キュルキュルーッ!!


ドォォンッ!!


回転しながらのパイルドライバーでユーロの上半身を地面にめり込ませた!


これが一刀の必殺技『風林火山』である。


ユーロ「・・・ 」


もはやユーロに体を動かす力はなく


一刀「まぁ死んじゃいねえだろ。それじゃあ玉はもらってくぜ♪ 」


スッ!


一刀はユーロから玉を奪い取ると


一刀「それじゃあいくぜナンバット! 」


ガシッ!!


ナンバットに肩を貸して立たせた。


ナンバット「何故こんなことするんですか!?気にせずに先にいってください 」


というナンバットだが


一刀「傷ついてるお前を置いていけるかよ!俺の知り合いに腕のいい医者がいるから治療しなくちゃな 」


ナンバット「一刀さん… 」


それから少しして


実況「さぁ15番手にイザナ選手がゴールに到着し残る枠は一人となりました。果たして誰がクリアするのでしょうか? 」


ちなみに一刀と及川を除くみんなは先にゴールしていた。


バーツ「最後の通過者はユーロに決まっておる! 」


桃香「一刀くん!? 」


そして最後の通過者は…


バンッ!!


実況「北郷一刀選手です! 」


ナンバットに肩を貸しながらも一刀が最後にゴールした。


一刀「どうやら間に合ったようだな!? 」


そして


バーツ「何故だ!?何故ユーロではないんだ!! 」


この状況に驚くバーツ


すると


ゴゴゴッ…!!


ダンジョンが地底深く埋まっていく!


このままダンジョンにいる人は負け犬ゾーンに送られるというわけだ。


バーツ「ユーロ!? 」


まさかのユーロ敗退に驚愕するバーツ


それはさておき、本選進出の16人が決定したのだった!


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