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ジャングルの悪者・他山

最強王者決定戦本選も一回戦で半分の試合が終了した。


選手控え室


一刀「大丈夫かよ蒼魔!? 」


蒼魔「何とか生きてるってとこだな!? 」


先の戦いにてシェフを相手に負傷しまくる蒼魔


孤狼「お前(蒼魔)にしてはえらく苦戦したじゃねぇか 」


蒼魔「あぁ、俺も驚いたよ。あのままなら超進化しなくても勝てたかもしれないってのにいきなり強くなりやがったからな 」


蒼魔が言うと


一刀「とにかくこれから先は気を付けなきゃダメってわけか、恋も気を付けろよ 」


スッ!


一刀が次の出場選手である恋の方を見ると


恋「…・・・ 」


一刀「どうしたんだ恋? 」


恋は三角座りをしながら黙っていた。


その理由は…


恋「…ZZZ… 」


ババンッ!!


今までずっと寝ていたからだった。


一刀「恋、起きろよ! 」


パァンッ!!


恋「…んっ? 」


一刀の声で恋の鼻提灯(はなちょうちん)が破裂し、目覚める恋


蒼魔「相変わらずマイペースな恋だな!? 」


孤狼「だが案外マイペースなのが恋の強さの秘訣なのかもな!? 」


恋のマイペースさに呆れながら言う二人


一刀「ほら、次は恋の試合だから頑張ってこい! 」


一刀が恋に言うと


恋「…一刀、お願いがある 」


一刀「んっ?何だ? 」


一刀に何か頼もうとする恋


すると


スッ!


恋は一刀に頭を差し出すと


恋「…頭なでなでして、そうすれば恋は絶対負けない! 」


一刀「あ…あぁ!? 」


何を言うんだと驚く一刀だがそれくらいならと思い


なでなでっ


恋の頭をなでる一刀


すると


恋「…じゃあ、行ってくる! 」


スッ!


戟を片手に恋は舞台場へと向かっていった!


ぴたっ!


だが、急に足を止めると


恋「…勝ったらもっとすごいことしてほしい 」


一刀「えっ!? 」


サッ!


そう言って恋は舞台場へと向かっていった。


一刀「(もっとすごいことってもしかしてエッチなことか!?) 」


一刀がそんなことを感じていると


雫「ダーリン♪♯ 」


ドカッ!!


一刀大好きっ子の一人である雫が一刀の尻を蹴ると


一刀「ぎゃーっ!? 」


忘れている人もいると思うが一刀は大会前に尻を負傷しており、苦しみだす一刀であった。


そしてそれから少しして


実況「さぁ観客の皆さんお待たせしました!これより最強王者決定戦本選一回戦の後半が開始されます! 」


わぁーっ!!


会場は戦いが進むごとに観客の勢いも増していた。


実況「それでは選手入場です!まずはドラゴンコーナーより、『天下無双の才』呂布恋選手の入場です! 」


ブシューッ!!


ドラゴンコーナーから煙が出ると同時に


くるくるっ!


恋「…負けない! 」


パシッ!!


恋が戟を回転させながら現れた。


その直後


ねね「恋殿ーっ!ねねは恋殿の勝利を祈っていますぞーっ!! 」


観客席より、恋を応援しまくるねね


実況「続いてタイガーコーナーより『ジャングルの王者』他山選手の入場です! 」


実況が言うが


しーん…


実況「あれっ? 」


いつまで経ってもタイガーコーナーから誰も出そうになかった。


すると


他山「ハッハッハッ!! 」


バンッ!!


天井から声が聞こえ、見上げてみるとタイガーコーナーではなく、ドームの天井に他山がいた。


そして


他山「アーアァーッ!! 」


バッ!


ドーム天井からパラシュートも無しに落下する他山


だが


くるくるっ!!


他山は落ちながら回転すると


すたっ!!


見事に舞台の上に着地した!


他山「私はジャングルの王者・他山!悪いが君のように大人しそうな娘に負けるわけにはいかない 」


恋「…? 」


他山の言葉に?を浮かべる恋


実況「それでは試合開始! 」


カーンッ!!


それはさておき、恋VS他山の試合が開始された!


恋「…負けない! 」


ジャキンッ!!


戟を握りしめる恋に対し


他山「ほぅ、武器を使うわけか、ならばこちらも武器を使わせてもらおう! 」


スッ!


背中からブーメランを取り出す他山


そして…


恋「…いくっ!! 」


他山「かかってこい!! 」


バッ!


両者は互いに飛び出しあい


ドカァッ!! パッ!


得物をぶつけ合って少し距離をとる二人


他山「フッ!なかなかやるな 」


と言う他山だが、本音では…


他山の本音「何だよあいつの強さ!?マジ強すぎ!? 」


本音では恋に対してビビりまくる他山


先程、得物をぶつけ合った時に他山は恋の実力を知ったのだった。


他山の本音「こうなったら奥の手を使うしかない! 」


すると他山は


他山「チータ!出てこいチータ! 」


観客席に向かって他山が叫ぶと


スッ!


チータ「ウキッ! 」


バッ!


観客席から一匹のチンパンジーが舞台に降りてきた。


観客「何だよあの猿? 」


観客「他山の関係者らしいけど選手以外の奴が舞台に上がっていいのか? 」


ざわざわっ!


一匹のチンパンジーの登場にざわめく観客達


すると


実況「え〜観客の皆さん、只今入りました情報によりますと、あのチンパンジーは選手登録の際に他山選手と一緒に登録されてますので部外者(猿?)ではなく他山の一部ということになりますので使用は可能ということです 」


無茶苦茶な理由だがこれも全て大会開催者であるバーツが認めたからである。


観客「まぁ、あんな猿なんかに何ができるっていうんだよ 」


観客「猿一匹くらい認めてやるか 」


入ったのが猿ということで静まる観客達


そしてチンパンジーの出場が認められた後


他山「いけっ!チータ! 」


チータ「ウキッ! 」


バッ!


恋に対してチータを向かわせる他山


恋「…! 」


ぐっ!!


相手がたとえチンパンジーであろうとも手加減しない恋が戟を握りしめたその時!


チータ「ウキュ〜ンッ♪ 」


チンパンジーはまるで『攻撃しないで〜♪』と目をチワワのように輝かせ恋に迫る


すると動物好きの恋は当然


恋「…攻撃できない 」


攻撃ができない恋


スッ!


そして恋がチンパンジーの頭を撫でようと近づいたその時!


チータ「ウキッ!! 」


ギランッ!!


チンパンジーの目の色が変わり


パシッ!!


恋「…あっ!? 」


チータ「ウキウッキー!! 」


さっきまでのぶりっこはどこへやら?


チンパンジーは恋から戟を奪ってしまった!


チータ「ウキッ! 」


そしてチンパンジーが他山の元に戻ると


他山「よくやったぞチータ!丸腰の相手なら怖くない!くらえっ!! 」


パカッ!!


他山は大きく口を開けると


他山「『野生の雄叫び』アーアァーッ!! 」


ビィーンッ!!


恋「…うっ!? 」


ビュンッ!!


他山の起こした衝撃波にぶっ飛ばされる恋


このまま横にある壁に激突してしまったら場外負けになってしまう!


だが恋は


ブォンッ!!


ザクッ!!


片腕を舞台に突き刺してぶっ飛ばされるのを防いだ!


他山「飛ばされるのは防いだようだが、私の雄叫びを聞いたら少しは動けなくなるんだよ! 」


ジャキンッ!!


他山は腰ミノからナイフを取り出すと


他山「この世界最強の毒をもつキングアナコンダ(架空動物)の毒液がかかったナイフをくらえっ!! 」


ピュッ!!


ナイフを恋めがけて投げる他山


ねね「恋殿ーっ!避けてくだされ!? 」


ねねは恋に避けるよう叫ぶが


恋「…体が思うように動けない!? 」


他山の衝撃波をまともに受けて思うように動けない恋


そして


スパッ!!


ナイフは恋の頬をかすめ


恋「…うっ!? 」


がくんっ!!


恋はその場に倒れてしまった


ねね「恋殿ーっ!? 」


オリキャラ紹介


他山


腰ミノ一枚を身に付けた男。自称ジャングルの王者だが本当は卑怯な手段を使ってでも勝とうとする悪者。少々ビビり。サファリパークの園長でもあり、気で動物の状態が判断でき、対戦相手の強さを知ることもできる。


名の由来はターザンから


チータ


他山の相棒のチンパンジー。人語が理解でき、性格は他山同様の卑怯者。ぶりっこや盗みが得意

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