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メタルとメガネと。  作者: ノコノコ
3/8

三話 吉良キラ

「そっ、その声……!?」



声を発したのは愚かだった。しかし母は開けるのを戸惑っている。既に僕という存在を訝しげに思ってるのだろう。


「その声は……お」


言わせない!!


「そうだ……僕がキラだ……」



………………。




「誰よアンタァーー!!」


破竹の如く開くドア。



「ヒイィ…」


僕の小さな悲鳴はその後、容易にかき消される




「ギィィヤァアァァッッ!!」


人間とは思えぬ高音域の叫び声だった。



「あ……あの子が……おおお女の子を……家で……」


ハッ!!


ガッデム!!



今僕の体は女の子。それに全裸である。母が想像した状況は語るに忍びない。



僕は修羅場という猥雑された空気の中で困惑しながらも、母の誤解を解こうと試みる。


「ち、違うんだよ母さん」


「『母さん』……だと?」


僕は火に油、そしてガソリンとニトロをぶちまけてしまった



「どこの馬の骨か分からん女に『母さん』呼ばれたくないわ……呼ばれたくないわ」



「ちょっと朝から喧嘩しないでよ!!」


どっから湧いて出た……妹よ……


「あっ……彼女さ―」

「セイッッ!!」


「ぅ゛ぼぇえ゛!!」


母の手刀が妹の喉元へ炸裂する。その時口から吹き出した妹の大量の唾液は床を濡らした。



「『それ』についてはまだ確定していないわ……ねぇ?吉良さん……」



先刻名乗った名前とは惜しくも外れているがまるで、そうキングクリムゾンを有していてそうな

そんな名前だなと思った



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