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スライム吸血鬼が異世界に降り立った!

 表現としてはテレビのチャンネルが変わる感じと言った方が分かりやすいか。特にこれといった感覚が無いまま、突然洞窟に出た。少し浮いていたのか、地面にポチャッと音を立て体がぶつかる。


「そうだ、スライムになったんだった。って、口無いのに喋れてるぞ。どういう原理だこれ」


 気になったのでステータスを開いてみる。もしかしたら恩恵とやらの仕業かもしれないし。


……………………………………………………

【ブラッディスライム(真祖)】

魔法型 基礎値C 成長力S 脅威度B

LV:1 HP:10 MP:39/50

《特性》

不老不死、急所(日光・神聖)、夜目、刺突無効、適応、悪食

《特技》

血液魔法(I)、血魔変換(I)、霧化(I)、眷属化(I)、人化(I)

《恩恵》

音魔法、翻訳、簡易鑑定

……………………………………………………


「ふむ。となるとこれは、音魔法ってやつの仕業だな」


 少し話すだけでゴリゴリMPが削れていく。安心して街に出るには1000MPぐらいは必要かもしれない。とりあえず魔物を倒せばレベルアップ……で合ってるかな。

 周囲に生き物の気配が沢山ある。カサカサ聞こえるから虫系だろうけど、ここは異世界、巨大な虫だって出てきてもおかしく無い。先に自分の能力を確認した方が良いな。


……………………………………………………

《不老不死》

急所攻撃以外の、あらゆる攻撃を受け付けない。部位欠損はHPに反映せず、修復にはHPの過回復を要する。

(中位以上の吸血鬼固有特性)

……………………………………………………

 まあこれは放置。

……………………………………………………

《夜目》

周囲の物質が放つ魔力を知覚することで明るさに関わらず視界を確保する。自身の魔力を放つと、より明瞭な視界を確保できる。

……………………………………………………

 スライムには本来、感覚器官が無いのかもしれない。夜目って多分吸血鬼由来だよな。

 試しに魔法を放とうと思ったが、魔力の感覚すら掴めなくて断念した。音魔法が何気なく発動してるのは多分体内で完結しているからだろう。その証拠に振動させてているのは空気ではなく体の方だ。外に影響を及ぼすには魔力操作を覚えなくてはいけないらしい。

……………………………………………………

《血液魔法》

血液を操作し、変質させる魔法。下位互換に、ただ操作するだけの血操魔法がある。

(上位吸血鬼固有特技)

……………………………………………………

 これもすぐには無理だ。放置放置———

……………………………………………………

《血魔変換》

血液を魔力に、魔力を血液に変質させる。

(真祖吸血鬼固有技能)

……………………………………………………

 失血死対策になるかと持ったけど、既に不死なので放置。

……………………………………………………

《霧化》

霧に擬態できる。体積が減ると戻った時に小さくなる。この状態は一般の怪我と同じように回復可能。

……………………………………………………

 便利だけど安易に使うと痛い目に遭いそうだな。不老不死も死なないだけで怪我しないわけじゃ無いから注意しないと。

……………………………………………………

《人化》

人型になれる。元の能力は一部制限されるが、五感を利用できる。熟練度で精度が変わり、MP消費は無い。

……………………………………………………

 人型なら五感があるのか。不老不死とかは普通の吸血鬼についてたから制限の心配はない……と、思う。あるとしたらスライム由来の刺突無効とかだろう。


 戦闘に関わりそうな能力はこの辺だけだ。《音魔法》は体外に出せないから、最悪自爆の危険があるし。まさか《翻訳》で攻撃はできないだろう。あ、見てないのがもう一つ。

……………………………………………………

《悪食》

何を食べても健康に害をきたさない。

……………………………………………………

 現状、攻撃手段は無しか。腕……いや触手で叩いてもダメージが出るか謎だし。もしかして、穴さえ開けれたら吸血できるのか?現状魔力操作は体内なら何となくできている。《人化》で作った歯で噛みつけば吸血程度の魔法は使えても良いはずだ。


 そうしていると、気配を感じて後ろに注意を向けた。本来前後ろとか無い体なのだが、見ている場所は人間だった頃の名残で偏るのだ。

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