第1部屋
エンジャス行き詰まってさ・・・
「・・・・なんだここ・・・」
周りはコンクリートの壁と床、その床には6人倒れている。広さは8×8mくらいだろうか
俺たちはゲーセンにいたはずだが…
この俺、ヒロシは高校で喧嘩をして退学になったあとは毎日ニート生活を満喫していた
今はネット仲間と色んなネトゲをしていた。しかし、ここ最近大抵のネトゲをやり尽くしてしまい、暇になってきた。
その事を自分達の掲示板で話したら、「じゃあ今度皆でどこか遊びに行こう」という案が出た。全員がネトゲに一時的な飽きがきていたので誰も反対はしなかった
当日、ヒロシはハチ公前で座っていた。夏の陽射しがきつい…。
「もしかしてヒロシ…さんですか?」
いきなり横から自分の名前を言われて振り向いたらそこには6人の男女がいた
「そうだけど、もしかしてトモヤ達?」
6人が笑った
喫茶店にはいり自己紹介する事になった
「じゃあまずは俺から」
そう言って立ち上がったのは中肉中背という言葉が合う男、大学生くらいだろうか
「俺はシンヤだ、よろしくな。」
次に立ち上がったのはがり勉といった風貌の高校生くらいの男
「僕はダイスケです、よろしくお願いします」
次々に自己紹介が終わって、ポニーテールのカオリとセミロングのハナ、ゲームオタクなショウタそして最後に掲示板の管理人のトモヤと紹介が終わった
喫茶店で少し話をしていたらショウタが
「これからどうします?」
と聞いてきて、各会話が静かになって全員が考える仕草をした。そしてトモヤが口を開いた
「とりあえずゲーセンにでも行くか」
「「賛成~」」
「よし決定な」
しばらく色んなゲーセンをまわっていたが、同じようなものばかりで全員飽き始めてきた。
なんか良いゲーセン無いかな
そう思って歩いていたらいつのまにか路地裏のような所に出た。人がいなくて本当に東京かと思った矢先、ゲーセンのような店があった。
中に入ってみたら見たことがないゲームが店に所狭しと並んでいた
全員の目が輝き各自好きなものを遊んだ
しばらく時間がたってトモヤから召集がかかった。全員集まったところでトモヤから言葉が出た
「このゲーム、脱出ゲーらしいんだが7人じゃないとダメみたいなんだ」
ダイスケが口を挟んだ
「この場にいる人でちょうどってところが変な感じですね」
「さぁな、運命なんじゃね」
トモヤは気にしない様子だ
「時間も時間だしこれをして解散したいんだ」
この時ヒロシはそこまで反対もせず結局する事になった。デカイ箱のような部屋の中には7つのゴーグルのようなものがあった。それを着けた瞬間7人の意識は途絶えた。
気が向いたら書くかな