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乱世だけど呪いで猫ちゃんにされたので惰眠を貪ります  作者: PYON
第4章 八角衆の襲撃

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因幡の国忠臣 木島吉嗣09

 ただ、根津吉殿もなかなかトリッキーな動きをする。

 ゴキブリも鼠も逃げ回ることに長けている生物だ。


「なかなかしぶといチュウ。

 陰キャにしてはやるチュウ」


「だれが陰キャだゴキ」


 いや、根津吉殿は将棋隊の中でも陰キャだとおもうけどな。

 自分ではそう思っていないのか。


「わたしもお前の動きは見切ったチュウ」


「では、こっちも本気でいかせてもらうゴキ」


 茶羽の攻撃は激しくなる。

 しかし、根津吉殿もそれを上手く避けている。

 さっきみたいに攻撃を受けることはない。

 完全に見切っているのだ。


 どちらも決定打にかける。

 こうなると体力勝負だ。

 どっちが先に疲れるかに勝負が左右される。

 そうなると虫のほうが有利だろう。

 虫が息を切らせているところなんてみたことないからね。

 

「俺にはお前にない能力があるゴキ」


「負け惜しみチュウ。

 おまえにそんな余裕はないはずチュウ」


「では見せてやるゴキ。

 俺はおまえと違って飛べるゴキ」

 そう言って羽根を震わせる茶羽。

 茶羽はそのまま空に舞い上がる。


 それにしても、ゴキブリの飛んでるのってやばい。

 わたしたちはその能力があることを忘れてしまっている。

 這うだけと思って追い詰めたとたん、飛ぶのだ。

 それも、逃げるのではなく向かってくる。

 人間が生理的に苦手なのがわかっているのか。


 空を飛んでいる茶羽に根津吉殿は攻撃できない。

 そして、隙を見て根津吉殿に攻撃をくらわす。

 また根津吉殿は防戦一歩になる。


「間に合ったシカ」

「根津吉殿が戦っているハム」

 わたしの後ろから声がする。

 鹿御前と羽無殿が駆け付けたのだ。


「根津吉は苦戦しているみたいねシカ。

 相手は…」

 鹿御前は根津吉殿の相手に目をやる。


「きゃああああああ、シカ」

 鹿御前は茶羽を見たとたん、悲鳴をあげて駆けだすのだった。

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