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乱世だけど呪いで猫ちゃんにされたので惰眠を貪ります  作者: PYON
第3章 白猫姫の誘拐

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因幡の国忠臣 木島吉嗣15

 城門に入ろうとしたとたん、前から白い耳の少女が走ってくる。


「ほら、猫丸殿が迎えに来てくれてますよ」


「本当にゃん。

 お兄ちゃんニャン」


「さあ、早くお帰りください」


「白猫ニャン。

 大丈夫ニャン」

 白猫姫は猫丸殿の胸に飛び込む。

 白猫姫の横の伊賀美の顔が心なしかほっとしているのは気のせいか。


「この親切なおじさんが遊んでくれたニャン」


「それは良かったニャン。

 ありがとニャン」

 猫丸殿が伊賀美に礼をする。


「めっそうもございません。

 こちらこそ、姫に遊んでいただいてすごく楽しかったです」

 いきなり、伊賀美は土下座をする。


「また遊びに来るニャン」

 白猫姫がそう言うと、伊賀美の顔が引きつる。

 なんか体が震えているし、何があったんだろう。

 

「遊びに来るニャン」

 返事のない伊賀美に白猫姫が繰り替えす。


「いつでもお越しください。

 楽しみにお待ちしております」


「デアルカニャン」

 白猫姫は満足そうに言う。

 猫丸殿は同情するように苦笑いをしながら伊賀美に会釈する。

 たぶん、猫丸殿もいつも姫には手を焼いてるんだろう。

 

「それじゃあ、帰るニャン」

 猫丸殿がそう言うと、アニマルたちは城から引き上げ始める。


 でも、こいつは姫をさらったんだよな。

 なにも罰を与えなくてもいいのかな。

 まあ、里もほぼ壊滅したし、城はなくなったし。

 本人も相当反省っていうか、後悔しているみたいだ。

 もう、因幡の国にさからおうと思っていないだろう。

 だからこれでいいのかな。

 これが猫丸殿のやり方だしね。

 わたしは肩を落とす伊賀美を一度振り返り、引き上げるアニマル軍団のうしろに続くのだった。 

 


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