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乱世だけど呪いで猫ちゃんにされたので惰眠を貪ります  作者: PYON
第3章 白猫姫の誘拐

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因幡の国忠臣 木島吉嗣14

「鹿御前と兎千代には、催眠術なんて効かないニャン。

 普通は頭の弱いことを馬鹿っていうけど、因幡では兎鹿うかって言うニャン。

 つまり、兎千代と鹿御前は普通じゃないニャン。

 やばいやつらニャン」


「若殿、そんなにほめないでくださいシカ」

「照れるウサ」

 二人は褒められたと思ってるみたいだ。

 確かに、この人たちに催眠術が効くとは思えない。

 術をかけられたこと自体分らないだろう。


 その時、高台の城で爆発がおこる。

 その上、何か隕石が空から降り注いでいるみたいだ。

 何が起きたのだろう。

 もしかして、稲荷殿の術なのか。


「やばいニャン。

 始まったニャン。

 みんなで止めに行くニャン」

 猫丸殿が焦る。


「御意!」

 みんな、返事をして走りはじめる。


「このままじゃ、この里は全滅するニャン。

 みんなで白猫を止めるにゃん」

 猫丸殿も走る。

 白猫姫を?止める?

 どういうことだろう?


「あれは白猫姫の仕業モー。

 白猫姫は猫丸将棋隊の飛車モー。

 超能力を持っていて、念力で物を持ち上げたり、隕石を降らしたりするモー。

 泣かせたりするととんでもないことになるモー。

 この前も癇癪を起こしたときに止めるのに難儀したモー。

 わしもあばら骨を二本ほど折ったモー」

 隣を走っているいちばん足の遅い牛鬼殿が教えてくれる。


 えっ?あの可憐な姫が?

 最強の駒、飛車なの?

 そして、この里がほろんでしまうって。

 猫丸殿たちの焦りは半端じゃない。

 もしかして、将棋隊全員で来たのって、妹愛からじゃなくて、白猫姫を止めるのにこれくらいの人がいるって話?

 白猫姫は傾国の姫って聞いたことがある。

 それは、その可憐さからじゃなくて、文字通り武力で国を傾けるってこと?

 伊賀美はそんな姫を知らないで誘拐しちゃったんだ。

 

 わたしたちが走っている間にも、伊賀美城は形を変えていく。

 たぶん、もう城としては機能しないだろうな。

 わたしは走りながら、伊賀美殿の不幸に手をあわせるのだった。


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