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乱世だけど呪いで猫ちゃんにされたので惰眠を貪ります  作者: PYON
第3章 白猫姫の誘拐

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因幡の国忠臣 木島吉嗣13

 目の前では高速の剣技の応酬。

 2人ともスピードで戦う剣士だ。

 その究極の剣が展開される。

 人間の目ではとらえきれない。

 時々、止まっている時しか見えない。

 見えない部分で戦いが続いているのだ。

 これが羽無殿と根津吉殿の全力の戦いだ。

 

 きちんと見えているわけではないが、羽無殿が押されているがわかる。

 それは根津吉殿の剣技の方が上なのか。

 それとも羽無殿が根津吉殿を殺さないようにしようと手加減しているからなのかわからない。

 しかし、戦いは続く。


「ハハハ、これはいい。

 催眠術っていうのは馬鹿ほどかかりやすいのです。

 獣化すると馬鹿になるといいます。

 わたしが、猫丸将棋隊を催眠術であやつってみせましょうか」

 柳生天界は高笑いする。

 

 たしかに猫丸将棋隊は強い。

 だが、馬鹿だ。

 考えることが苦手っぽい。

 この天界というのは猫丸殿たちの天敵かもしれない。


「何を遊んでいるウサ」

「早く姫を迎えに行くシカ」

 怪力ウサギとシカ娘が前に出る。

 そして、ウサギパンチとシカキックを戦っている二人にくらわす。

 って羽無殿は真面目に根津吉殿を抑えているだけなんだが。

 羽無殿と根津吉殿は飛んでいく。

 そして地面にたたきつけられる。

 これはしばらく立ち上がれないだろう。


「いいですね。

 今度はウサギとシカを操りましょうか」

 天界はサングラスをはずす。

 

 兎千代と鹿御前が静止する。

 こいつらが操られたら、たぶん根津吉殿よりやばい。

 普通でもコントロール不能なやつらなのだ。


「こいつなにやってるシカ?」

「わからないウサ。

 こいつ馬鹿じゃねえのウサ」


「なんで、こいつらには催眠術が効かないのですか」


「催眠術って何ウサ?」

「食べるものじゃないのシカ?」

「とりあえず、こいつウザイウサ」

「蹴っとくか、分んねえけどシカ」

 そう言って鹿御前は天界を蹴る。

 天界は遠くに吹っ飛んでいくのだった。

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