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乱世だけど呪いで猫ちゃんにされたので惰眠を貪ります  作者: PYON
第3章 白猫姫の誘拐

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因幡の国忠臣 木島吉嗣08

 えっ、急いでたんじゃないの?

 たしかに御団子がおいしそうだけど、ここは敵地だよ。

 毒でもしこまれたらおわりだよ。


 もうみんな店の前の赤い毛氈のかかった縁台に座ってるし。

 それに団子の注文してるし。

 人のよさそうな御婆さんが皿に山盛りの御団子を運んでくる。

 みんな一本ずつとって、怪力ウサギは2本。


「足りないハム」

 羽無殿の分が足りなくなってるし。

 おばあさんは足りない団子を取りに行く。

 そして。戻ってきたときに猫丸殿に近づく。

 すれ違いざま、猫丸殿が串で何かを払い落す。

 地面に落ちたのは黒い針。

 たぶん、毒針だ。


 逃げようとする婆に羽無殿が当身をくらわす。


「やっぱり羽無は甘いちゅう」

 根津吉殿が羽無殿を咎める。

「おばあさんを殺すのはやっぱり良くないハム」

 羽無殿は罰悪そうにあたまをかく。


 通行人や村人たちが旧に牙を向く。

 子供までが手裏剣を投げてくる。

 それを団子を食べながら、簡単に避けるアニマルたち。

 団子に毒何て入れても、臭いや味で解かってしまうだろう。

 とにかく相手が油断したところを狙うのが忍者の作戦。

 アニマルの勘でさけているけど、どこから狙われているかわからない。


 猫丸殿のまえに唐草のマントに獅子の顔の豪傑が進み出る。

 さっきから気になっていたのだけど、何、こいつ。


「将棋隊の角、獅子舞蓮司にゃん。

 うっとおしいから何とかするにゃん」


「御意だがお」

 そう言って、剣を抜く。

 そして、剣をひと振りする、

 そのとたん、周りに竜巻が生じる。

 わたしたちは中心にいるから何もないが、まわりは嵐となる。

 人も建物も飛ばされる。

 しばらくして、風が止むとまわりの景色が変わっている。

 さっきまであった茶店はあとかたもなくなっている。

 それに周りの民家も更地に。

 もちろん村人とかもいなくなっている。


「これで見通しがよくなったにゃん」

 猫丸殿は満足そうに言うのだった。

 


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