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乱世だけど呪いで猫ちゃんにされたので惰眠を貪ります  作者: PYON
第3章 白猫姫の誘拐

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因幡の国忠臣 木島吉嗣04

「猫丸将棋隊、香車の一、熊野坊。

 若殿を守るクマ」

 僧服の大柄な熊獣人が巨大お地蔵さまを掌で受け止める、

 猫丸隊では大柄なほうだが、お地蔵さまはその倍以上の大きさ。


 そのお地蔵様が止まる。

 たぶん、この熊は怪力ウサギと同じくらいの力持ちだ。

「クマッ」

 熊の筋肉が盛り上がる。

 そのとたんはじけるようにお地蔵さまが粉砕される。

 これはたぶん拳法。

 ゼロ距離から気の流れで触れているものを破壊するあれだ。


 そのまま、熊は跳ぶ。

 そして、次の巨大お地蔵様に蹴りを繰り出す。

 お地蔵様の腹に穴があく。

 熊は次の大地蔵の前に走る。

 今度は正拳突き、お地蔵様は真っ二つになる。


 この熊は拳法の達人なのだ。

 熊が六地蔵を破壊していく。

 しかし、小型地蔵ミサイルも止まない。


 このままでは防戦一方だ。

 そのとき、茶色い少年が前に出る。

 

「ぼくが止めるワン」

 もふもふの毛に覆われた獣人。

 豆柴の獣人だ。 

 でも、犬ならもっと強そうなのがいるだろう。

 ドーベルマンとか土佐犬とか。

 でも、チワワじゃないだけいいか。


「ぼくは将棋隊香車の二、柴犬之進ワン。

 地蔵を操っているやつを斬るワン」

 そう言って剣に手をかけて目を閉じる。

 こいつに術者の居場所がわかるのか。

 

「そこだワン」

 いきなりすごいスピードで走る。

 そして、一体のお地蔵様とすれ違って止まる。


 お地蔵様は血をだして倒れる。

 え?血?お地蔵さまって石でできているのではなかったのか?

 それに犬之進殿は剣を抜いていない。


「ど、どうしてわかった?」

 お地蔵様が犬之進に問う。


「お地蔵様に化けても匂いでわかるワン」

 そう言って振り返る。

 お地蔵様はその場で動かなくなるのだった。



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