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乱世だけど呪いで猫ちゃんにされたので惰眠を貪ります  作者: PYON
第2章 不知火天外の野望

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因幡の国忠臣 木島吉嗣12

 それにしても、花神居士なんて大物が仲間にいるなんて。

 猫丸将棋隊ってやばいんじゃない。

 一軍に匹敵する幻術士だよ。


 あとは、不知火天外だけ…

 こんどこそ、わたしの出番でしょう。

 わたしは、そのまま前に出ようとする。

 そのわたしの服をつかむ手。

 わたしは前にすすめなくなる。

 この力、まさか。

 わたしは振り返る。

 わたしの服をつかんでいるのは怪力ウサギ。

 

「じゃまウサ!」

 そう言って後ろに引っ張られる。

 わたしはうしろに10メートルくらい飛ばされる。

 

 わたしのかわりに出るのは猫丸殿。

 ゆっくりと不知火の前に進み出る。

 足跡もたてずに猫特有の歩き方だ。

 でも、今時大将同士タイマンとかいう時代じゃないっしょ。

 そもそも将棋でも、如何にして王を守るか。

 王が前に出るなんて愚策だ。


「天満宮までやられたか。

 これは参ったな。

 しかし、どうでもいい。

 とりあえず、おまえを倒せば日輪は統一できる。

 あとは烏合の衆だからな」

 不知火天外も前に出てくる。


「おまえがクリアタマをいじめたにゃん」

 不知火が天下を語っているのに対して、こっちはいじめの仕返しかよ。

 まあ、猫丸殿らしいけど。


「おまえごときにわしは倒せん。

 わしはイザナミ様より第六天魔王の名をいただいたのだからな。

 わしは魔王の力を手に入れたのだ」

 そう言って杖を天に掲げる。

 空が黒くなり、雲が渦巻く。

 真ん中から雷が落ちる。

 その稲妻は猫丸殿を直撃する。

 猫丸殿は天に剣を掲げて受ける。 

 って、それだめな構えじゃん。

 雷はできるだけ身体を低くして避けないと。

 まあ、金属に落ちるとか確実じゃないらしいけど。

 これで猫丸殿の黒こげが出来上がりか。

 そう思ったが、猫丸殿はそのま動き出す。

 まるでなにごともなかったかのように。

 術の直撃を受けたのに、なんのダメージも受けていない。

 猫丸殿は尻尾を左右に揺らしながら身を低くして前に進むのだった。

 その姿は狩りをする猫そのものだった。

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