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乱世だけど呪いで猫ちゃんにされたので惰眠を貪ります  作者: PYON
第2章 不知火天外の野望

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因幡の国忠臣 木島吉嗣04

 下りてくる足を怪力ウサギが受け止める。

 しかし、怪力ウサギと言っても受け止めるのが精一杯だ。

 ウサギははねのけるが、ゴーレムはよろけもしない。

 受け止めるだけでもすごいんだけどね。

 他の4人の身のこなしもやっぱりアニマル。

 あの程度のスピードじゃあ、踏み潰すのは不可能だろう。


 とにかく、あの仮面の少年を倒すしかない。

 そう、こういうロボット系の敵は操縦者が弱点なのだ。

 わたしはゴーレムの後ろに回る。

 しかし、あの岩山のようなものを登るのは困難を極める。

 たぶん羽無殿のスピードなら、ゴーレムの身体を駆けのぼることができるかもしれない。

 しかし、あの少年の力がわからない。


 猫丸殿はどうでるのだろうか。

 なんか、5人で輪になって相談している。

 作戦会議といったところか。


「「「最初はグー、じゃんけんホイ」」」

 いや、じゃんけんかよ。


「負けたタヌ。

 仕方ないから行ってくるタヌ」

 狸娘が肩を落とす。


「頑張るニャン」

「ぶっとばしてくるウサ」

「たぶん一番弱いハム」

 残りの4人は後ろに下がる。

 えっ、ひとりで戦うの?

 みんなで協力したらいいじゃん。

 そんな簡単に倒せる敵じゃないよ。


「じゃあ、倒すタヌ」

 狸娘はゴーレムのまえに歩いていく。

 ってこけた。

 もしかして、あの猩猩寺狸姫ってドジっ子枠なの?

 そこを狙ってゴーレムは拳を振り下ろす。

 大きな地響き、あんなの当たったらぺしゃんこになってしまう。

 でも、狸娘が逃げた気配はない。

 もしかして、もう倒されたの?

 たしか将棋隊の桂馬の二とか言ってたのに。

 たぶん、あの門番、駛馬殿とか牛鬼殿とかのほうが強いのでは。


 ゴーレムは倒したことを確認するように腕をあげる。

 でも、狸娘はどこにもいない。


 そして、その場にまた狸娘が現れる。

 

「危なかったタヌ。

 小さくなって避けたタヌ」

 そう言って狸姫は服についた砂を払うのだった。



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