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乱世だけど呪いで猫ちゃんにされたので惰眠を貪ります  作者: PYON
第2章 不知火天外の野望

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九里の国大名 九里秀平21

 吽の身体が崩れ落ちていく。

 たぶん、核を壊したんだ。

 

「うちも、核を壊したウサ。

 狙い通りウサ」

 Ⅴサインを決める怪力ウサギ。

 いや、こいつは完全に力任せ。

 なにも考えていない。

 それにしても、無茶苦茶なウサギだ。

 とにかく、猫丸隊に式神は通用しない。

 あとは天満宮を倒せばいい。

 そう思ったとたん、目の前に敵の増援が現れる。

 中央に西洋風のマントを羽織った髭の男。

 この顔、不知火天外だ。

 そのまわりに仮面の童子、妖艶な女、がっちりした戦士。

 こいつらは天満宮と不知火の術者たちだ。


「これは猫丸殿、ここに来ていただけるとは思いませんでしたよ。

 ここの久里の首を土産に乗り込んであげようと思っていたのですがね」

 甲高い声で天外は話し始める。


「クリアタマは友達にゃん。

 猫は友達がいじめられてたら助けるにゃん。

 あたりまえのことにゃん」


「本当に猫にされていたのですね。

 これは愉快。

 ただでさえ、虎丸殿の亡き後、大変ですのにね。

 これはわたしに日輪を治めてほしいという神の意思ですね」


「猫丸殿こそ日輪を治める人です」

 わたしはそう言って、無防備な天外に突っ込む。

 そう、油断している今こそチャンス。

 わたしも剣技には少し自信はある。

 その上、自分の強運を信じている。

 そう、強運とは行動だ。

 決めたときに動ける決断力だ。

 天外はわたしの剣に対応できていない。

 いける!

 しかし、わたしの剣は天外の手前で止まる。

 そう、天外の前に見えない壁が展開されている。

 

「ハハハハハ、そんな剣、わたしには届きません」

 そう言ってわたしを見ながら掌を突きだす。

 その手に合わせてわたしの腹に衝撃。

 そのまま、後ろに飛ばされる。

 もしかして、こいつも術者なのか。

 確かに虎丸殿のような迫力はない。

 しかし、不気味な気を感じていた。

 それは虎丸殿に匹敵するものだ。

 こいつは妖術使いだ。それも、天満宮に匹敵する腕だ。

 猫丸殿、こいつとまともに戦ってはいけない。


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