表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
乱世だけど呪いで猫ちゃんにされたので惰眠を貪ります  作者: PYON
第2章 不知火天外の野望

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

45/156

九里の国大名 九里秀平17

 わたしたちの後ろで転がる阿。

 いままでの突進のスピードもあって、大ダメージを受けている。

 手足があらぬ方向を向いている。

 こいつは人形のようなもの。

 これで死ぬとかはないだろう。

 しかし、時間は稼げる。


 次は吽だ。

 こいつは、笑いの仮面をかぶったやつ。

 阿よりも少し身体は小さいがトリッキーな動きをする。


 そこに襲い掛かる小柄な男。

 こいつも七人衆のひとり、小那木源助だ。

 この男も特殊な戦い方をする。

 妖術使いと言ってもいいだろう。

 小那木は吽の背後をとってしがみつく。

 そのまま、固まったように背中にはりつく。

 こいつは、自分の身体を石のようにできるのだ。

 つまり、敵に捉まって生きた枷となることができる。

 それで、敵の一人だけだが無力化できるのだ。

 そのまま、絞め殺すこともある。


 とにかく小那木は吽と一緒に地面を転がる。

 これで、あとは天満宮の妖術だけだ。

 だが、遠距離攻撃はわたしの感で避けることができる。

 これで逃げ切ることができる。

 因幡に帰ったら、銀郎殿や猿爺殿と対策を考えよう。

 なにか妖術に対抗する方法があるはずだ。


 しかし、何かまだ嫌なものを感じる。

 だめだ、まだ終わりじゃない。

 右に進路を変える。

 そのとき、正面の地面が盛り上がる。

 その中から巨大な腕。

 これはゴーレム。

 それがわたしの軍を薙ぎ払う。

 わたしの逃げた先にももう一方の腕。

 

 だめだ。他の方向に。

 そこには蘆屋嵐道。

 わたしの馬に正拳を極める。

 馬といっしょに転倒するわたし。

 なんとか立ち上がるわたしの前に天満宮。

 

「さあ、これで詰みですね。

 しかし、あなたお得意の裏切りとやらをして、こちらにつくのであれば命は助けてあげますよ。

 猫丸になんて義理はないでしょう」


「いやだな。おまえらにつくなんてな。

 それに猫丸殿は裏切れないのだ」

 わたしは天満宮を睨む。


「じゃあ、死んでください」

 天満宮はまわりの侍にわたしを討つように命令するのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ