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乱世だけど呪いで猫ちゃんにされたので惰眠を貪ります  作者: PYON
第2章 不知火天外の野望

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九里の国大名 九里秀平07

「九里七人衆!」

「はい、ここに」

 同時にわたしは次の手をとる。

 わたしの前に進み出る7人。

 わたしの傍仕え、九里最強の7人だ。

 猫丸殿の将棋隊を真似して作ったんだけど、この前烏丸殿と蛙沼殿に親衛隊を倒されてしまい、七人しか集まらなかったのだ。

 それでも、将棋隊にはかなわないが、それなりの強者をあつめられたとおもう。

 弱点といえば、全員が若いということ、経験値が少ないのだ。

 この前の戦いで、九里は若返ることとなった。

 猫丸殿をバカにしていた老害が全員隠居することとなったのだ。

 それで、しかたなく実力主義で人を選ぶこととなったのだ。

 国の運営はなぜか以前よりうまくいっている。


「やつらの中に入って、攪乱せよ」


「御意!」

 そう言って、七人衆は散る。

 わたしも軍を進める。

 先頭に筒井殿の軍、その次に位置するようになる。

 他の門からも増援は駆け付け後ろも厚くなっている。

 

 あとは、優勢なら攻め、劣勢なら退く。

 真剣には戦わないと副官に伝えてある。

 伊刈にも同様。

 猫丸殿が天下をとるためには、いずれは戦わなくてはならない敵。

 しかし、戦うのは今じゃない。


 そろそろ筒井殿が敵前に至るころだ。

 さて、不知火はどんな術をつかうのだろうか。

 特等席で見物させてもらおう。


 まず、仮面の童子が前に出てくる。


「こんなやつら、おいらだけで十分だよ」

 童子は、筒井殿の前に出てくる。

 それも浮いているような動き方だ。

 まるで幽霊のようにふわふわと動く。


「なんだ。子供じゃないか。

 みなのもの、すぐに捕えろ」

 筒井殿はそう部下に命令をする。

 筒井殿の部下が子供を捕えようとする。

 童子は鬼ごっこの鬼を避けるように身を躱してつかまらない。


「鞍馬童子、遊ぶな。

 こんなやつら、ひねってしまえ」


「はーい、鬼ごっこ楽しかったんだけどな」

 鞍馬童子は立ち止まる。

 そこに筒井の兵が走る。

 兵たちが鞍馬童子に届く前に、地面が盛り上がり兵たちは足元を取られて倒れるのだった。

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