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乱世だけど呪いで猫ちゃんにされたので惰眠を貪ります  作者: PYON
第2章 不知火天外の野望

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因幡猫丸01

 また、もとの領地に戻ってしまったのだ。

 せっかく因幡の国だけを治めればいいようになったのに。

 銀狼のアイディアで前みたいに全部こっちで決めなくても良いようになった。

 でも、みんなここにいろいろ聞きに来るのだ。

 九里秀平なんかまた因幡に住んで、毎日ここにくるのだ。

 猫丸さまは天下を治める器ですとか言って、戦とかを勧めに来るのだ。

 ぼくは戦はきらいなのだ。


 それから九里の話を聞いて仲間になりたいって国が謁見にくるのだ。

 なんか、因幡の国の仲間になったら、経済がうまくいくっていうのだ。

 経済ってよくわからないけど、ぼくはみんな仲良く自由にやればいいって言ってるだけなのだ。

 それとぼくが作った「攻めてきたらダメニャン」の看板をもらいにくる国も増えたのだ。

 因幡の国は友好国に看板を譲ってあげるのだ。

 たぶん猫丸マークがかわいいからみんな欲しがるのだ。


 そして、将軍から手紙がとどいたのだ。

 将軍っていうのは偉い人らしいけど、よくわからないのだ。

 なんか、不知火という国が中央に攻めてくるから、みんなで戦おうってことらしいのだ。

 いままでは虎丸がいたから不知火は西にとどまっていたんだって。

 都を攻めたら虎丸も出てくるから、安易にせめてこなかったってことだ。

 でも、虎丸がいなくなったから、不知火が動き出したってことみたいだ。

 

 都を治めているのは将軍家。

 昔は日輪を治めていたみたいだけど、その威光は衰えている。

 今は都の一部だけを治めているにすぎない。

 だけど、有力な大名がいるわけではない。

 武力よりも権謀術数に長けた大名ばかりだ。

 もし、不知火が攻めたら陥落必死。

 不知火に取り入る大名も出てくるだろう。

 

 将軍家も不知火に勝てないと思って、東の国に支援を求めたのだ。

 都を不知火が取ったら東にも攻めてくるだろう。

 今のうちに不知火を包囲して叩こう、今しかチャンスがないよ。

 っていうのが将軍の言い分だって銀狼が言ってた。

 もちろん、ぼくも同じ読みだ。


 九里は、因幡の国に翻意ありと見られたら、もし将軍側が勝った時に、朝敵とされてしまう。

 だから、代表して参戦して、適当に働いてくるという考えだって銀狼がいってたけど、ぼくも九里の考えていることぐらいわかっている。

 九里秀平はもう友達なのだ。

 だから、友達の考えていることくらいわかるのだ。


 それで、ぼくたちがどうするかっていうと…

 何もしないことに決定したのだ。

 銀狼がいうには、不知火が攻めてきても猫丸隊で撃退できるのだ。

 もちろん、ぼくもそう思うのだ。

 

「猫丸さま、なにもしないってことに決定しましたがよろしいでしょうか」


「であるか」

 ぼくは銀狼に返事する。

 なんか虎丸がよく言っていた言葉だ。

 ぼくは会議を終って、もっと大事なお昼寝の時間へと移るのだった。

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