表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
乱世だけど呪いで猫ちゃんにされたので惰眠を貪ります  作者: PYON
最終章 邪神スサノオ降臨
133/156

因幡の国忠臣 木島吉嗣12

 いままでの戦いでは楽勝だった。

 しかし、この戦いではたぬ姫を殺されてしまったのだ。

 それも身体を引き裂くという残忍な方法で。

 やはり将棋隊といえど、神には勝てないのだろうか。


 しかし、将棋隊は神々を睨む。

 たぬ姫の仇を絶対にとると言った感じだ。

 

「わたしに行かせてもらおうヒヒン」

 駛馬殿が前に出る。

 この人は槍の達人だ。

 牛鬼殿と2人で因幡城の門番を勤めている。

 彼らの守る門を破ったものは誰もいない。

 

「わしも行かせてもらうモー。

 いいな、駛馬」

 牛鬼殿も前に出る。

 牛鬼殿は戦斧を使う。


「そうだな。もう、1対1にこだわっている場合じゃないヒヒン」


「交代だ。ヒルコ。

 こんどは俺が楽しむ番だよな。

 そうだろ?」


「わかりました。

 もう彼らに勝機がないのはわかりました。

 好きにするといいでしょう」


「おい、お前ら、2人といわず、全員でかかってきてもいいぜ。

 俺はスサノオ様の次につええからな」


「いや、2人でいいモー」

 駛馬殿と牛鬼殿はうなづきあう。

 普段はひとりひとりで戦っているが、この2人が共闘するのを見るのは初めてだ。

 それほど、このオロチという男はやばいのだ。

 

 結っていないザンバラ髪に筋骨隆々とした身体。

 大陸風の剣を2本構えている。

 身体の大きさも駛馬殿、牛鬼殿に引けをとらない。

 

「それでは行くヒヒン」

 駛馬殿がそう言うと2人はオロチのところに飛び込む。

 2人の動きは息ぴったりだ。

 巨体だが、動きも素早い。

 それぞれ槍と斧の達人。

 普通に防げる攻撃ではない。


 2人の攻撃は左右からオロチを襲う。

 オロチはその攻撃を両手の剣で受け止めるのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ