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「何故なろうにエタ作品を投稿するようになったのですか?」「暇だったからです」

作者: みみうさぎ

2通りですね。

誰にも見られず消えていくか、めっちゃ炎上するですかね。

そうなったら削除するんかなぁ…。

私は思う。


なろう、飽きたなぁと。


違法薬物を常習的に使っていると、薬物耐性のためどんどん1度に使う量が増えると聞いたことはあるだろうか?


私はそう聞いたことがある。


それと同じように、かつてはデスマ太郎のあのデカイ1000円以上もした小説をTSUTAYAで購入し、大発狂。


その話をしたなろうヘビーユーザーの友人になろうを教えてもらった。


当時は幸せだった。


当時無職転生1強の累計ランキング。


そのどれもが読んだことのない未知なる世界。


その無限の可能性に震えたのを、今でも私はハッキリ覚えている。


そして、累計ランキングを上から200ほど読破した頃にはもう止められなくなっていた。


年間、四半期、月間週間日間とランキングを移り歩き、昨年には【どぶさらい】と言われる原石探しまでしていた。


そんな中、金欠学生だった私には到底手の届くはずのないPSvitaのスネークのシリーズを友人が貸してくれることとなった。


世間で名作と呼ばれてはばからないメタルギアシリーズ、ピースウォーカーシリーズは私のガバガバに緩み機能を果たしてなかったフィルターを余裕で掻い潜り、頭の中をめちゃくちゃに蹂躙しつくした。


そうして意識を取り戻した私にとてつもない揺り戻しが訪れた。


今まではそれで満足していたものじゃ私のぶこうを慰めることはできなくなっていた。


かつて敵となる相手がいなかったため、無意識の内に自分の実力を押さえギリギリの戦いを演出していた「ざらきけんぱち」のように、私は己を慰めるために網の目を荒くしていたことに気づいたからだ。


そうなってくるともう日間ランキングなんて読めたもんじゃない。


そこにあるのは二番煎じ、三番煎じのうっすい薄い出涸らしであった。


私は間違いなくその時に絶望の淵にたっていた。


もう二度と初めて累計ランキングを見始めたときのような興奮を味わえないのかと。


そんな私は己の内なる世界に閉じ籠った。


妄想の世界に逃げ込んだのだ。


優に千を越える作品を読んできた私には無数の過剰に反応する地雷が埋められており、そこを抜けるのは針の穴に意図を通すのが生易しく感じるほどの荒野。


そこを抜けられるのはどこに地雷が在るのかわかっている私だけだからだ。


そんな時に現れたのがまたあの友人だった。


何がきっかけか、話の流れで彼と創作勝負をする運びになった。


彼は最近の彼のマイブームのV-tuberの切り抜き動画作成、私はなろうに短編投稿。


そこに意味なんて無かった。


最後に私たちはお互いを慰めあい、割れ物に振れるような会話をしてその日の会話は終わった。


なんと滑稽な2人だろうかとは思ったものの、しかし私はその日から私は私の妄想でこの退屈な世界を犯すことが出来ることを知ったのだ。


私の内なる世界をこの世に産み落とし、それが誰かの中に入ることでこの世界を私好みに塗り替えることが出来るのだと思った。


そうして書き上げた私の子供に目をやるとそこには汚物どころか唯の排泄物が巻き散らかされていた。


そうだ、私が唾棄すべきと判断した作品はしっかりと立ち、己の足で進んでいるのに、私のそれは唯の私の排泄物でしかなかったのだ。


五体満足に産んでやれなかった我が子を振り返らず私はまた新たに子供を作り続けるのだろう。


それが羽ばたけるように産んでやれるのか途中で膝を屈することになるのかはわからないが、それでも今の私は筆をとる。


この退屈な世界を、私好みの面白い世界に塗り替えるために。




みみうさぎ、渾身の黒歴史作成!!!!!

ポイントとかPVが稼げなくてエタりました……

とかはなくて、私の場合は自分の話に飽きたりめんどくさくなってエタりますね。

なんと言うか、リアルが充実感してしまうとめんどくさくなってくるんですよね。


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― 新着の感想 ―
[一言] やっぱり素人投稿は所詮素人投稿ですよ、暇つぶし以上を期待するのは中々難しい。 が、”人間失格”が楽しめるような頃になると小説とは別の意味でここは面白い。市販品のマイルドさには無い作者の魂…
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