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第九話 ホブゴブリン 後編

今回の小説をどうぞ!!

 クロキに時間稼ぎを頼んだところまで時間を遡る


 誠 サイド


 クロキに、時間稼ぎを頼んだ俺はすぐにタブレットを開き何か方法がないか、考えた


「何かないのか!あいつを倒す方法は!」

「ぎゃ!ぎゃ!」

「わかってる!今、考えてるから少し静かにしろ!」


 隣から、ゴブリン達が切羽詰まった顔をしながら、時間稼ぎをしてくれているクロキを指差しながら騒いでいる

 ゴブリン達の、顔や声には「速く助けて」っという気持ちが伝わってくる、わかってる俺だってなんとかしてこの状況を脱出したい、でも全く思いつかないこの頭にイライラしながら、ゴブリン達に怒鳴ってしまった

 思わず怒鳴ってしまったことに後悔しながら、ひとまず落ち着こうとした


「ふぅ〜〜よし!…怒鳴ってすまん

 まずは、相手のスキルを確認だ」


 ゴブリン達に謝ってから、まだ相手のスキルを確認していなかった俺はまず先に、初めて見たスキルの確認をした


【剣術E】見習いを卒業、一般剣士レベルに片足、入っている


【身体強化】MPを消費することによって魔力以外のステータスがアップ

 Gランク・ステータス、一・一倍になる


【気配察知】周囲の生き物が、どこにいるかわかるようになる

 Fランク・周囲三メートルの気配がわかるようになる


 どうするか、脅威なのはこの【身体強化】だな、なんとかして、これを使われても勝てる方法を思いつかないと


「まずは整理だ、俺のステータスじゃあ、どうやっても勝てないし、クロキ達と俺で、挑んでも勝てる保証はない、これは最後の手段だ」


 う〜ん、自分のステータスを見ても全部、あのホブゴブリンには劣ってるし、種族を見てもダンジョンマスターだし………んっ!


「そうだ、俺ダンジョンマスターじゃん!

 残りDPは、どれくらいだ!………よし!ほぼ全部使うけどなんとかなりそうだ!」


 まずは500DPのスキル【火魔術F】を選択して購入する、ちゃんとステータスにも追加されていることを確認した


【火魔術F】ファイアボールが使えるようになる


「よし!お前らあいつの後ろに回り込むぞ」

「ぎゃ!」


 俺たちは、ホブゴブリンのちょうど後ろについた、あとこれとこれをやって、よし準備オッケーだ


 準備ができた俺はクロキの様子を見た、そこにはホブゴブリンに剣で押さえつけられているクロキの様子がいた


「よし、ちょうどいい

 あいつは、全くこっちを気にしていない!」


 クロキを押さえつけている、ホブゴブリンは全くこっちを気にしておらず、動きも止まっていた

 これなら魔術を当てられそうだ

 俺はホブゴブリンの頭を狙って魔術を唱えた


「火よ、形を成して我が敵に突撃せよ《ファイアボール》!」


 瞬間、目の前に頭一個分の火の玉が現れて相手の頭に向かって飛んでいった

 飛んでいった火の玉は見事にホブゴブリンの後頭部にぶつかった

 予想していなかったこと、まともに後頭部に当たったことによって、ホブゴブリンは片膝を地面につけて当たった場所を片手で抑え、苦しんでいる様子だった


 ホブゴブリンに、剣で押さえつけられていたクロキは、何が起きたのか状況を飲み込んでいない感じだった

 そこで、俺はすぐにクロキに向かって叫んだ


「クロキ、こっちに飛べー!」


 俺の言葉に気がついた、クロキは持っていた魔鉄の剣を支えにして立ち上がり、こっちに向かって飛んだ

 それを、周りのゴブリン達がちゃんと受け止め

 さっき買っておいたHPを回復させるポーションを一体のゴブリンに渡し、クロキに使うように伝えた




「ごぎゃーーー!」


 不意打ちを受けた、ホブゴブリンは怒っているようで痛みが引いたのか、立ち上がりこっちに向かって大声を出しながら突進してきた

 ステータスを見てみると、さっきので一割ぐらいのダメージをくらっていることがわかった、まだ相手のHPは残っているが多分大丈夫だ、逆にさっきので結構ダメージを与えられたことに驚きだ


「そうだ!こっちに来いよデカブツ!」


 大声で、ホブゴブリンをバカにした言葉を伝えると、意味がわかっているのかわからないがさらにスピードを上げて突進してきた

 しかし、途中でその姿が突然消えたのだ


 俺は作戦がうまくいったことに安堵して、すぐに様子を見に行った

 そこにはダンジョンの罠である、直径二メートル高さ五メートルぐらいの落とし穴があり、ホブゴブリンは困惑して、周りを見ていた


 すぐに落とし穴の入り口を閉じ、またまた罠の一つの毒ガスを落とし穴中に充満させた、ステータスを確認すると徐々にHPが削れているのがわかる


 流石にこれで倒しただろっと思っていると、しばらくすると落とし穴があった所からホブゴブリンの手が出てきた


「はー!なんでこれでも生きてんだよ!」


 すぐに、顔も地面から出てきたのですぐに《ファイアボール》を顔めがけてぶつけてやった

 毒ガスのおかげで、HPも六割ぐらいまで削ることができていたので

 六発、顔面にぶつけてやるとホブゴブリンは落とし穴に落ちていった、ステータスをみるとHPがゼロになっていて、死んだことがわかった


読んでくださりありがとうございます!

応援よろしくです!

次回は11月7日の12時に投稿する予定です!

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