第八話 ホブゴブリン 中編
遅れてすみません
作者自身が、用事があり遅れてしまいました
では、今回の小説を見ていってください!
ステータスを見た俺は、思わず絶句してしまった
外見は他のゴブリンよりはデカく俺と同じぐらいだ、鎧から出ている腕を見るだけでも、身体は筋肉質なことがわかる
鉄の剣を片手に持ち、周りを見ているまだ俺らのことには気がついていない様子だ、あと何個か見たことのないスキルがあるが、ステータスを見ただけで、こんな奴と戦って勝てるかわからないから、さっさと逃げよう
逃げることを、決めた俺はクロキに逃げるように小声で伝えた
「クロキ、あいつはヤバイ
気づかれないように、静かにここから離れよう」
「ッハ、わかリマしタ」
ここから離れるため俺らは、来た道を戻っていった
しかし、まだホブゴブリンが見える位置で、誰かはわからないが「パキッ」っと木の枝が折れる音が鳴った
それに気がついたのか、ホブゴブリンはこっちを向き、俺らの方に走ってきた
「みんな逃げろーーー!!!」
俺は、とっさに大声を出し走り出した
後ろからは、クロキ達の足音と明らかに、それ以外の足音が聞こえてきた
徐々に、ホブゴブリンであろう足音が近づいてきていた、俺は走りながら後ろを見てみるとクロキ達とホブゴブリンが見えた
ヤバイ、レベルが上がって身体能力が上がったのは確かだけど、どんどんホブゴブリンとの距離が詰められてる、幸い他の三体のゴブリンは追って来てないし、周りにモンスターはいない、でもどうにかしないといつかは追いつかれる!
「クロキ!」
「ハい!」
「このままだと追いつかれて俺らは全滅だ!
少しの間でいい!あいつを足止めしてくれ!」
「わかリましタ!」
俺は隣で走っているクロキに足止めを頼み、あいつを倒すために準備を始めた
クロキ サイド
「わかリましタ!」
私は主さまを信じ走るのをやめ、デカブツに斬りかかった
突然止まって、斬りかかって来たことに驚いていた様子だったが、相手の持っていた剣で阻まれた
「ッチ」
「ごぎゃぎゃ!(おいおいどうしたよ!)
ぎゃぎぎゃ〜!(さっきまで逃げてばっかりだったのによ〜!)」
「ぎぃ!(うるさい!)」
もう一度、相手に斬りかかったが当然のように剣で防がれた
相手は口元をニヤつかせ、剣を上にあげ、振り下ろして来た、これを受けたからまずいと思った私はさっとに横に飛び、なんとか直撃は免れた
しかし剣が地面についた瞬間、土埃が舞った
目を片手で守り、すぐに土埃から抜け出し外から様子を見た
少し待つと土埃も晴れて相手の姿が見え始めた時、驚愕した、さっきまでいた場所の地面がえぐれていたからだ
「ごぎゃ、ぎゃ!(おいおい、避けんなよ!)」
「ぎゃぎゃ!(クロキさん、手助けします!)」
「ぎゃ!ぎぎゃ!(やめろ!お前らじゃ無理だ、そこで見てろ!)」
地面に座ってなにかをやっている主さまを、守っている、部下達が助けに入りそうになったのを、すぐに止めるように怒鳴りつけた
正直、助けに入ってきてほしい気持ちはあるがこんな奴、相手ではすぐにやられる未来が見えてしまう
それならば、主さまを守ってもらってもらう方がまだいい、なんとか時間を稼いで主さまがあいつを倒す手段を思いつくまで粘らないと
「ごぎゃぎゃ、ぎぎゃ!(攻めてこないのか、それならこっちが行くぜ!)」
相手は、剣を振り上げてこっちに向かって走ってきた、剣で斬りかかってきたのを避け、避けないときは、なんとか自分の剣で受け流した
こっちから、攻めようとしても相手に隙はなく、しかも一度攻撃を防いでも、すぐに次の攻撃がくるせいで、こっちは防御するしかない
「ぎゃ〜、ぎぎゃ!(ほ〜、やるな、じゃあこれならどうだ!)」
「っぐ!」
急に相手の剣が速くなった、それに反応するのが遅れた私は、上から迫ってくる相手の剣をなんとか剣で防ぐことができたが、まともに攻撃を受けてしまった
上から、信じられないくらいの衝撃が襲ってくる、思わず膝をついてしまった、好機と思ったのかそのまま身体を潰そうとするぐらいに剣で押さえつけてきた
身体が悲鳴をあげていることがわかる、もうダメかと思ったとき突然、相手の後頭部に火の玉が激突した
後頭部を抑えて地面に膝をつけて苦しんでいる相手を驚いて見ていると
「クロキ、こっちに飛べー!」
主さまの声が聞こえてきた、聞こえた方向をみると相手の真後ろにおり、指示に従って主さまに向かって最後の力を振り絞って飛んだ
部下達が受け止めてくれ、何かの液体をかけられた瞬間、気を失ってしまった
読んでくださりありがとうございます
次回は、11月5日の12時に投稿する予定です
よろしくお願いします!