表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/23

第七話 ホブコブリン 前編

 自然に、起きた俺はしばらく布団の中で、ぼーっとしていると腹が鳴った

 そういえば、昨日何も食べていないことに気がついた俺はショップを覗いて、水とパンを購入してたべていた


「しかし、このショップで前の世界の物まで、買えるのはよかったな」


 そう、このショップ前の世界にあった物まで買えることができなのだ、今は高くて手が出せないが、米も買うことができてしまう、味噌も醤油などの調味料まであった、いつかは日本食を作って食べたい

 あと、DPを見てみると昨日よりも増えてることに気がついた、だいたい2400DPまで貯まっていた


「おっ、DP増えてる、そろそろ防具とか買った方がいいよな、クロキ達にも買ってやりたいし………」


 タブレットと、にらめっこしながらどれにしようか悩んで、300DPのボアの革鎧を買ってみた、目の前に革で、できた左胸と右肩だけ守れるようになっている革鎧が出てきた


「よく考えたら、サイズとかちゃんと合うのかな?」


 てか、ゴブリンのサイズに絶対、合わないよこれ、どうしよう………しょうがない、まずは俺が着てみてからだな


 俺は、革鎧のベルトを外して服の上から、自分に付けてみた、着ている途中で、薄々と気付いていたが少しデカかったようで、身体と革鎧に間が空いていた


「やっぱり、少しデカイなこれ……っお!」


 少しデカイなと思っていると、革鎧が身体に合うように徐々に小さくなって、少しデカかったのが嘘のように身体にしっかり合うようになった


「っえ、なんで!!さっきまで少し間があったのになくなって、もう身体にぴったりだ!」


 不思議だ、でもこれだったらクロキ達でもつけることができるかもしれないな、もう一個買っておいてクロキにもつけてもらおう

 あとは、ステータスを開いてみてどれぐらい上がっているか確認しよう


「おっ、耐久のところが20上がってる」


 いいね結構上がってるじゃん、これならクロキ達の戦力アップにも繋がりそうだ

 よし、クロキの近くの場所に転移しよう


 俺はクロキの近くに転移した、目の前が白くなり一瞬浮遊感を感じたが、すぐ第一階層の洞窟が目に入った、クロキを探してみると「ブン!ブン!」と何かを振っている音が聞こえた

 音を頼りに歩いてみると、クロキが魔鉄の剣で素振りをしていたのを見た、少し様子を見ているとこっちに気がついたのか、クロキが素振りをやめてすぐにこっちに片膝をつけて、話しかけてきた


「ドウシましたカ、主さま」

「いや、ちょっとこれを着てみてくれない」

「?、わかリまシタ」


 俺はクロキに、もう一個買っておいたボアの革鎧を渡した、クロキは立ち上がり、渡された革鎧を着始めた

 クロキはゴブリンの中では、デカイ方だが俺よりはまだ小さい、案の定ブカブカだった

 しかし、すぐにクロキの身体に合うように調整されていき、しっかりと身体に合うようになった


「さっぱり、これには自動で身体に合うようになっているんだな、これも魔術の一つなのかも」


「主さま?」


「わりーわりー、独り言だ、気にするな

 あっ、その革鎧はクロキにやる、昨日がんばってたからな」

「ありガとウございマス!!」

「あとクロキ、また今日もゴブリンを倒しにいくぞ」

「わかリまシタ、また部下達を連れテ行キマすか?」

「あぁ、昨日連れて行けなかった奴らを連れてきてくれ」

「わかリまシタ」


 クロキはすぐに、立ち上がり洞窟の奥に走っていった、しばらく待っていると昨日とは違うゴブリンを八体連れてやってきた

 なんで、わかったのかというと昨日のゴブリン達には、石の斧を渡してあるのだが今回クロキが連れてきたゴブリン達は石の斧を持っていなかったからだ


「連れテキマした」

「よし、では今回もこの石の斧を配っていくたまかなや



 では今日もゴブリンを倒しにいく、基本的には昨日と同じで、はぐれを倒していくが、できるようであれば、複数体で行動しているゴブリンも倒していく」

「わかリましタ」


 クロキが、代表で答えてくれた

 他のやつも、わかっているそうなので早速みんなを連れて、森に入っていった


 しばらくの間、森をあるはぐれゴブリンを倒してから、俺はレベル6、クロキはレベル10になり、他のゴブリン達もレベルが上がっていた


 レベルも上がったことだし、そろそろ複数体で行動してるゴブリンに挑戦してもいいかもしれない

 近くに、何体かで行動してる奴らはいないかな


 タブレットを、覗くと四体で行動しているゴブリンがいることがわかった

 うん、この四体で決まりだな、流石に全員で行けば負けることはないはず

 俺は、クロキ達を連れてタブレットで示している四体のところまで移動した、その場所まで移動した俺はいつも通り、木の陰に隠れて様子を見た

 たしかに、ゴブリンが四体いたが一体だけ他のゴブリンとは違い、錆びているが鉄の鎧と鉄の剣を持ったゴブリンがいた

 すぐに、ステータスを見てみると


 名前 なし

 種族 ホブゴブリン

 性別 オス 状態 正常

 レベル2

 HP103/103 MP62/62

 筋力103(+25)

 耐久121(+35)

 俊敏72

 魔力67


 スキル

【杖術G】【剣術E】【悪食A】【身体強化G】【気配察知F】


 装備

 錆びた鉄の剣(筋力+25)

 錆びた鉄の鎧(耐久+35)


次回は、いつになるかわかりませんが、出来る限り二日後に投稿する予定です


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ