表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/23

第二話 手紙の内容

 俺は、巨人のプレゼントだと思われるカバンの中に入っていた手紙を読んでみた

 

「………(まじか!)」


 書かれていた内容を読み終えた俺は驚いてしまった

 手紙に書かれていたことは、まず俺は死んでしまったこと、魂だけになった俺をあの真っ暗なところから今、現在いるこの世界【カーディアス】と呼ばれるこの世界に異世界転生させたのは、あの男の巨人だったことが書いてあり、魔法や小説で出てくるような種族もこの世界には存在していることも書いてあった

 また、あの巨人は俺が困らないように、この世界の言葉を読み書きできるようにしてくれたらしく、これのおかげで俺は手紙に書かれていることが自然と読めるようになっていた


 だいたい、こんなことが手紙に書いてあったことだった、

 なぜ俺が転生されたのか、あの巨人は一体何者なのか色々疑問が残るが、前の世界では死んでしまった俺をこの世界に転生してくれたことに感謝して楽しく生きようと思う


「前の世界では、魔法なんてお伽話の世界だけのものだと思っていたけど本当に存在するなら使ってみたいな、……しかしあの二人は大丈夫かな、あの巨人も手紙に書いてくれたっていいのに、無事でいることを祈るしかないか」


 本当に魔法があるとは信じられない俺はもし使えるならと思いながら、二人はどうなったのか気になるが、現状知る方法がないため無事であることを願うしかなかった


「しかし、最後に書かれてことが気になるし、奥に行ってみるか」


 実は手紙の最後に、俺にとって重要な物が洞窟の奥にあることがかいてあったのだ

 その重要な物を確認するために、手紙とカバンを持って洞窟の奥に向かっていった




「しかし、洞窟って暗いイメージがあったけどなんで地面や、壁が光っているんだ?(不思議だな、同時に周りが鮮やかに光っていて綺麗だな)」


 入り口に近いところはそうでもなかったが、奥に行けば行くほど洞窟の地面や壁、天井が鮮やかに光っており、俺は不思議に思いながらも、この神秘的な光景を見ながら洞窟の奥を目指した


「なんだあれ、なにか浮いてる」


 歩くこと約十分、奥の方に青い球体が浮いているのが見えてきた、近くまで近づくと直径一メートルぐらいの球体が浮いていた

 俺は好奇心から青い球体を右手で触ってみた


「………え!手が離れない!?」


『ダンジョンマスターとダンジョンコアの接触を確認…………これから自動接続を開始します……接続を開始』


 触った瞬間、右手が離れなくなってしまい、機械が喋っているみたいな声が聞こえてきた


「全然、離れねぇーーーー!!」

 



『接続完了』


「っお!やっと離れた……さっきのはなんだったんだ?」


 さっきまで全く離れなかった右手を確認しながら、疑問に思っていると目の前にタブレットが出現した、そのタブレットを見てみると、巨人から俺に対してのメッセージがあった


 メッセージには、この洞窟はゲームで出てくるダンジョンであること、そして俺はダンジョンの主人であるダンジョンマスターになったことがわかった


 ダンジョンマスターとは、DPダンジョンポイントを使ってダンジョンを大きくしたり、宝箱や罠、モンスターを設置することができるらしく、他にも機能があるらしい、また歳もとらない

 ここまでは、楽しそうだなと思った、しかしそんな甘い話じゃなかった、メッセージの続きを読んでいくと目の前にある青い球体、ダンジョンコアのことについて書かれていた


 このダンジョンコアは、ダンジョンの心臓と同じでこれが壊されたり、またはダンジョンの外に持ち出されるとダンジョンは崩壊し俺も死んでしまう

 しかも、このコアは強力な兵器にもなり売れば莫大な金になる、そのせいでダンジョンコアを狙う奴らは多くいることが書いてあった、


「やばいぞ、ただの一本道の洞窟なんてすぐに殺される、早くダンジョンを大きくしてダンジョンコアを守らないと!」





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ