第3話 〜廃墟惑星ジベラフ〜 3
慈「う〜む…
なんやかんやで全300階見たけども…」
パ「どこもおんなじ作りの部屋やねぇ…」
なんと2人は2時間強で300階全てを見て回ってしまったのだ
どないやねん
それはさておき、2人は楽しかったのは楽しかったが少し残念そうだった
タワーの中にはすごい道具や機械、様々な部屋があると思っていたのに、どの階もどの階も覗いたところですべて同じ造りだったのだ
だから多少はがっかりしてもおかしくは無かった
仕方ない帰ってうどんでも食べよう、と相方に言いパルムが干し芋をもう一度頬張ったその時にまた先程の機械が音を発した
「ピピピピピピピ…」
慈「またか!さっきからやかましいなぁ」
パ「そんなにもこの星の周りってアステロイド多いんかね」
どうやら先程から何回も鳴っていたらしい
そしてこの機械の正体は❝隕石衝突警告装置❞だった
自分たちがこの惑星に来る時に乗っていた船にリンクしているのだ
しかし、このパルムが持っている端末はあまり精確がいいとは言えず、隕石が音のなる範囲に入っていなくても良く鳴っていた
前々からずっとそうなので2人はあまり気にしていなかったのだ
パ「電源落とそうかな…とも思ったけど、もう帰るしね
良っか
せや、慈ーちゃん帰ったら僕がうどん奢るわ」
慈「おっ、気効くやんか〜
ありがとうやで」
と、また仲良く会話をしながら帰ろうとエレベーターに向かったその時、またもや機械が鳴った
「ピピピピピピピ…ピピピピピピピ…」
2人はまたしてもか、と苦笑いをしあったが
先程の音とは違い激しさを増していくのに気がついた
「ビビビビビ!!ビビビビビ!」
パ・慈「え?激しくね?」
「ビーーーーー!!!!ビーーーーー!!!!」
慈「パルム!!近づいてるんとちゃうんか!?
今隕石のどこな!?」
パ「今開いてるよ!!
えぇと!!!!!」
パルムは急いで画面を変え、GPSのマーカーを確認した
パ「あ
真上や」
直後にもの凄い爆音と崩壊音がおき、2人はふっとばされた
パ・慈「うわぁぁぁぁぁぁっっっっっっっーーーーー!!!!!!!!!!」