第百二十五話 レーンの盾
7450年1月11日
新たにタンクール村から姿を現した男は、全員が想像した通りにやはり新たな使者であった。
使者は「未だに意見の統一が出来ていない。ついては更に三時間の猶予を求む」との内容を伝えてきた。
これに対し、バルミッシュとその側近達とで意見の相違があったが、結局三時間の猶予を与えることが決定された。
但しペナルティとして、三時間のうちに撤退が完了しない場合、どのような状況であっても攻撃を仕掛けることと、馬や牛、及びそれらを使う荷車類の使用の禁止、加えて農奴階級の撤退同行は認めない、との条件を突きつける事になった。
これは三時間後には例え撤退途中であっても問答無用で攻撃を仕掛けるという宣言でもある。
そして、あと小一時間程度で本隊が合流して来ることが判明しているからこそ選択出来た事でもあった。
――ふーん、こういうのもアリなのか……。
話し合いを脇で聞いていただけのアルは冷めた目で成り行きを見守っていただけだ。
――可能なら軍人や領主なんかは捕虜にしたいんだろうが、それじゃあ向こうも必死になって抵抗するだろうしな。奴隷の放棄、というのは落とし所としてまだマシなのか? どうなんだろう?
バルミッシュが部下の一人に矢文を書くようにと命じたのを見て、アルは腰の物入れの中に入っている懐中時計で時刻を確かめた。
――午後四時か……三時間も経っちゃったらこの時期だし、真っ暗もいいところだな。あ、あいつらの動きが止まった……もう着いたのか? 飯食ったとこってあんなに離れてたっけな? しっかし三時間かぁ……暇だしこの間に行けないかな? ……それはそうと、バルミッシュさんの判断は出来るだけこっちの被害を減らしたいから戦闘を避けたいんだろうし、個人的には納得行かないが、まぁいい。でも、向こうさんの方は……。
バルミッシュの決定について、アルは自分ならそもそもここまで引き伸ばしはしていない、という気持ちもある。
だが、アルはこの戦場において余程の事態でも発生しない限りは指示された事しかするつもりはない。
勿論余程の事態とは、アルとアルの部下達の生命に関わるような何かが発生するような事態だ。
たとえロンベルト側が敗走するような事になったとしても、言われた事、そして自分達の身を守る以外に積極的に何かをするつもりなど微塵もなかった。
尤も、作戦に口を出す権限すら最初から持ってはいないのだが。
「バルミッシュ小隊長。既に決定なされたのですから今更異を唱えたりは致しません。ですが、村の周辺警戒については増員すべきです。相手は援軍の到着を当てにしているかも……」
側近の騎士の一人がバルミッシュに声を掛けている。
つい先程までバルミッシュとは別の意見を唱えていた者だ。
彼は、約束の二時間が過ぎ、本隊も近づいて来ているのだからアルを使ってでも即時に攻撃を行うように進言していた。
――あの人、ハックさんか。確か最初のお客様だった。去年お代わりの注文貰ったんだよな……そう言えば第二中隊で小隊長になったって……バルミッシュさんが先任だから彼の方が下についてるんだな……。
アルにとってはバルミッシュ同様に懐かしい人物だが、作戦行動中だったために今まで大した会話はない。
せいぜい他の第一騎士団のメンバーと同様に「その節は大変お世話になりました」と過去のお礼を述べていた程度だ。
――バルミッシュさんと違ってハックさんは俺の事を駒として使おうという気に満ちてるのが気に食わ……結局バルミッシュさんにも駒として使われてるんだからあんまり変わらないか。
どうやらバルミッシュはハックの意見を容れて周辺警戒の人数を増やすことにしたようだ。
そんな折、また本隊の先触れの伝令が陣地に到着した。
伝令によれば本隊はあと三〇~四〇分のところまで来ているという。
――ってことは、耕作地の外れまであと一㎞もない辺りってことか。七~八〇〇mくらいかね? ……あ、また動き出した……慌ててはいないようだし、誰か小便でもしてたのか……あの速度ならあと二〇分もしないで着くかな……? 行ってみようか。
そう思ったアルは周辺警戒の増員に志願したが、にべなく断られた。
だが、今から五時間程度の間、アルの配下を周辺警戒に当たらせる事は受け入れて貰えた。
――そうね。俺がバルさんでもこの状況で陣地から俺を動かす訳がないよ……。ま、溢れてる石油を汲むくらいは任せてもいいだろ。人数分の柄杓を用意させちゃって悪かったな。
アルはマリー以下、キブナルとラヒュートの三人を馬車まで行かせ、残った半数を警戒に立たせることにした。
リーグル伯爵騎士団に任された警戒範囲は村の北側の、比較的安全であろうとされている場所だが、はぐれモンスターと出会わないとも限らない。
尤も、それはマリー達も同様だが、彼女らは森に入ったら全速で本隊を大回りして待ち合わせ場所に向かうのでモンスターなどすぐに引き離せる。
「クロー、解ってるな?」
「はい」
解ってるな、とは万が一何か大きな動きや重要な出来事が発生するか、クローら三人の手に余るような事態が起きた場合など、早急に連絡を取りたい、援護を求めたいというような意思を伝えるために、定位置から誰か一人だけ急速に離れる動きをするという取り決めだ。
【部隊編成】はメンバー間で互いの方向と距離を感じられるが、完全に正確ではない。
多少の誤差があるのだ。
だが、動いているか殆ど動かずにいるかについてはほぼ正確に判る。
それを簡易的な情報伝達手段として利用しているのだ。
彼ら六人が北の森に消えてからすぐにマリー以下三人が増速して離脱したのが感じられた。
マリー達にもラルファやグィネ、ヘッグスらの位置は理解出来るから会えないなどという事態は考慮しなくて良い。
村の外れから待ち合わせ場所までは直線距離で約二㎞強。接近中の本隊を大回りしても魔法の蹄鉄のお陰で一〇分とかからずに辿り着けるだろう。
「さて。暗くなるまで一時間ってとこか。それまでに油田を見つけてくれよ?」
アルは小さく独り言を言いながら愛馬ウラヌスへと向かった。
・・・・・・・・・
二時間後。
日が沈んでから一時間程が経過している。
タンクール村の東に集合しているレーンの盾の面々は大きな衝撃に包まれていた。
「な、何だありゃあ……」
彼らから見て右手、村の北側の耕作地に巨大な要塞が建っている。
まだ遠目にしか見えないが、壁の向こうでは篝火でも焚いているようだ。
隙間から光が漏れているので大きな土の壁は三つに分かれていることがわかる。
「でかい……あれを魔法で……?」
壁の厚みは判らないが、見える範囲で高さは五mにも達しており、村の方から攻撃するのは無謀とも言えそうな威容を誇っている。
「ジーン様、どうしますか?」
焦りを含んだ声音でウルスラが尋ねた。
「落ち着け。敵の陣容を確認するのが先だ。まずは見張りを始末しながら北の方へ、壁の横に出るまで移動する。行くぞ」
ジーンの指示でフォーメーションを組むと、レーンの盾は音もなく移動を始めた。
数分後、先頭を行くソリンの右手がすっと横に突き出される。
敵発見の合図だ。
横に突き出した右手をゆっくりと発見した敵の方へ向ける。
木々の間に差し込む月明かりで敵兵の姿を確認した。
先程と同様に二騎の騎馬が見える。
全員がジーンに注目する。
ジーンはソリンとメクイを見て頷いた。
二人はそれを確認すると音もなく動き出した。
途中で二手に別れ、樹木や下草を利用して接近する。
そして、二人の騎兵が完全に反対方向を向いた瞬間。
二人は同時にナイフを投げた。
夜の空気を引き裂いて飛んだナイフは全く同時に二人の首筋を真横から貫く。
声帯を潰すと同時に首の血管をも断ち切る角度であった。
即座に自前の剣を引き抜きながら駆け寄ったソリンとメクイは手に持った剣で騎兵の脇腹を突き上げるように刺し貫いた。
死体と化した二人を抱きとめるように支えながらそっと地面に横たえ、馬の首を撫でながら手綱を引いて適当な木に結びつける。
その頃には残りのメンバーも集まってきた。
「さっきの見張りもそうだったけど、こいつら、なんで革鎧すら身につけていないんだろう?」
ドノヴァンが不思議そうに独り言を言う。
「ロンベルト側は最初は騎兵だけだったという。あの様子だと歩兵と合流を果たしたのだろうが、まだ交替していないだけだろう。次に行くぞ」
ドノヴァンの独り言に返答したジーンは再び身を屈めると前進を始めた。
・・・・・・・・・
「もっと北の方に回り込みますか?」
「いや、これ以上行ってもあまり変わらんだろう」
「ですね」
レーンの盾の面々は耕作地の北東部まで回り込んでいた。
「ざっと見て一〇〇〇人以上はいますね……」
「ああ、恐らくな」
煌々と焚かれている篝火の明かりが大きなコントラストを作り出し、壁を回り込んでも全容の把握は難しい。
「あの様子だと大半の連中は着いて間もないな」
「ごちゃついてますね」
陣内は大きな喧騒こそないものの、あちこちが人員や装備などでごった返している。
人力で引いてきたらしい荷車が点在し、先着していた騎兵の装備類などがあちこちで小山のように纏められている。
「……ふぅむ。壁の隙間はあそことあそこにしか見当たらんな」
「たった二箇所しかないのか」
「……変な形……回り込めば守るものなんかない……」
「確かにね」
ロンベルトの陣地を見て口々に気がついたことを言い出す。
一見統制が取れていないように見えるが、これが彼ら流の情報収集法である。
めいめいに気が付いたことを口に出し、全体としての見落としを少なくするのだ。
「ところで、この壁って一人で作った訳じゃないでしょうね」
「だろうな」
「……厚みも五mくらい……あった。いくらなんでも一人じゃ無理」
「レーンティア様なら魔力量にまかせて作れるでしょうが……」
壁を回り込む過程でその厚みも見破られている。
彼らが知る限り、レーンですら一発で作るのは難しい程大量の土があそこにはある。
「今のレーンティア様ならあのくらい……」
「……確かに。私の表現がおかしかった。レーンティア様以外の誰にも無理。だからあれを作ったのは一人じゃないと言うべきだった」
滅多に慌てないメクイが慌てて言い直したのが可笑しかったのか、メンバー達の顔に少し余裕が戻ったように見える。
「とにかくだ。まずは守備隊に我々が到着したことを伝えよう。トーニ、手はずは解ってるな? お前が行け」
ジーンは土壁を眺めたままゴクリと唾を飲み込んで命じた。
「あ、は、はい……行ってきます」
トーニは身を屈めたまま森の中を戻って行った。
最初にいた村の東側まで戻ると、耕作地を見回っている騎士の目を逃れるように身を低くして地を這うように小麦畑に入って行った。
秋蒔きの小麦の穂の高さはまだ三〇㎝程度であり、それに隠れなければならないトーニは殆ど地面に貼り付いている。
アルが見たら「第五匍匐に似てるけど、異常に速過ぎて気持ち悪いな」と評するであろう。
勿論止まるべきところでは動きを止め、警戒隊の目をやり過ごしている。
・・・・・・・・・
一方、アルはと言えば、陣内の隅で暇を持て余していた。
――あ~、なぁんもすることがねぇ……。
マリー達は首尾よくラルファ達と合流を果たしたようで、一度だけ集まっていたが、暫くすると全方位に散らばった。
その後はすぐにアタリをつけたのか、全員が多少間隔を置いて横並びになってゆっくりと東に移動をし、一時間程度でまた全員が集まっている。
油田を発見して原油を汲んでいると見ていいだろう。
クロー達も村の北あたりを三人で固まってウロウロしており、特に異常は見られない。
「ふあ~あ」
両手を伸ばして大あくびをした。
「リーグル閣下」
そこに声を掛けてきた者が一人。
「ああ、ダレストースさん。何でしょう?」
旧知の第一騎士団員らしい。
どうやらバルミッシュからの頼みがあるようだ。
アルが司令部に出向くとバルミッシュではなく、司令官のファイアブレイズ士爵が進み出てきた。
「閣下、ご休憩中の所を申し訳ありません。もうひと働き、お願いしたいのですが」
士爵が言うには陣地にしている土壁の両脇に更に土壁を延長して貰いたいとの事だった。
但し、村の居留地に対して壁を作るのではなく、陣地の脇を固めるように北側に伸ばして欲しいとの事だった。
――乗り掛かった船だし、まぁいいけどね。
「ああ、それと、脇の壁は正面よりは薄くて、高さもそれほど要りません」
「そうですか。どの程度にしたら良いでしょう?」
「高さは歩兵の身が隠れる程度、二mもあれば充分でしょう。厚みも一m程度でいいと思います。長さは……そうですな、三〇~四〇m程度もあれば……」
「そうですか。わかりました。では早速作ってきます」
「お願いします」
――俺の鎧、馬車の中かぁ……渡しとくって考えはなかったんかね?
そう思いながらアルは陣地の西側に向かった。
まずはそちらに壁を作るつもりだった。
・・・・・・・・・
レーンの盾の面々は伝令に向かったトーニが到着すると思われる時間が過ぎるまで、村の北東の森に待機していた。
「あ!」
「む!?」
だが、陣地の奥に急に壁が現れたのを見て、思わず声を上げてしまう。
とは言え、その声は流石に低く、小さなものに抑えられている。
「あれは」
「結構なもんだけど、正面の壁ほどじゃないみたい」
「バカ。ウルスラ、あれを何回も使って作ったに決まってるじゃない」
「ああ、そうね」
見た感じ、三〇m半くらいの長さで、高さは二m程度の土壁であろうか。
斜めから見ている形なので厚みはよくわからない。
「ふん。あの程度なら行けるだろう。ドノヴァン、どうだ?」
ジーンは横でしゃがむ若者に落ち着いた声で尋ねた。
「多分。でも遠いのに加えて、念のためにありったけの強化をしますから……今日は俺はそれっきりだと思ってください」
「うむ。それは仕方ない」
ドノヴァンに返事をして、ジーンは皆に声を掛ける。
「ところで、術者は判ったか?」
「いえ、遠すぎて……」
無理もない。
ここからはかなりの距離があるし、陣内は人でごった返している。
「だが、ああいう形で壁を作ったからには……」
「ええ。こちら側にも作るつもりでしょう」
ヒーロの言葉にジーンは頷いた。
「接近してくる奴を見逃すな」
ジーンはまずロンベルトの術者を判別するつもりである。
全員が「はい」と返事をして目を皿のようにし始めた。
暫く観察を続けていると、一人の男が陣地の東側をうろつき始めた。
「あいつじゃないですか?」
ドノヴァンがその男に向かって指をさす。
「そうかもね。暗いから下見してんのかな?」
ソリンが言う。
皆、その可能性は高いと考えた。
「……なにか被ってる……ヘルメット? 鎧は身につけてないみたい」
メクイがぼそりと言った。
「場所を空けさせてるのかな?」
男の傍には数人の別の者がいて、近辺に居た者達に何か声を掛けている。
声を掛けられた者達はすぐに陣の奥へ移動した。
ヘルメットらしきものを被った男は陣の東の端の方から北へと歩いている。
数十mを歩くとまた戻り始めた。
「やはりそうだ。あいつだろう。魔法を使う素振りを見せたら確定だ。ドノヴァン、始末しろ」
ジーンはドノヴァンの方を見もしないで命じた。
「はい……」
ドノヴァンは腰に提げた革製の水袋を取り外すとがぶがぶと水を飲み始めた。
「あ、私にも頂戴」
「俺にも」
数人がドノヴァンに声を掛け、水袋が旅を始めた。
ドノヴァンの手に戻った時にはすっかり空になっている。
ナイフを取り出して水袋の口になっていた金具を切り離し、金具だけをポケットに戻した。
そして、水袋の中に手を入れるとその手を遥か先に見える男に向けた。
これでドノヴァンの魔術光は大幅に減じられ、正面にいる者からはまず気が付かれる事はない。
「む……!」
遠くで足を止めた男が片手を頭上に上げた。
「……魔法を使ってる。確定」
と、すぐに直径六~七mもの土玉が出現した。
「よし、行くぞ!」
ドノヴァンが男を睨みつける。
ぐぐっと眉根を寄せ、歯を喰いしばった。
目標は一番大きな部位である腹部だ。
土玉はすぐに変形し、あっという間に細長く伸びる。
その先端は見る間に元からあった土壁に接触し、反対側にも伸びている。
男は上に向けた手の先で広がる光景を確認するかのように頭を上げている。
ゆっくりと土壁が下がっていき……男の頭部が見えなくなった。
ドノヴァンを除くレーンの盾の面々は、その光景とドノヴァンを交互に見つめていた。
が、焦りの表情は見られない。
土壁はどんどんとその高度を下げ、もう地面との隙間は殆ど無い。
篝火の明かりがその隙間から一直線に漏れて光の線となっている。
「ングッ!!」
短い気合いの息がドノヴァンの口から漏れると同時に、水袋を破って炎に包まれた矢が飛び出した。
・・・・・・・・・
――新たに壁作ってるの、気が付かれちゃまずいしな。ゆっくりゆっくり丁寧に、と。
アルは慎重に土壁を操って、着地時に大きな音を立てないように腐心していた。
――よし。これでいいだろ……。
慎重に操ったおかげで、殆ど音を立てないまま土壁は地面に着地する。
目の前に着地した壁を見て満足げな笑みを浮かべる。
と、その時。
アルから見て左前方の土壁から音もなく炎の矢が飛来してきた!
「なっ!?」
急な出来事の上、土壁とアルの間は一mも離れていない。
ズビッという嫌な音を立てて炎の矢はアルの右腹にめり込む。
――俺の土壁を貫通して!?
「貫通体:岩石」エヴォケーション、インヴォケーション
(地魔法Lv2、水魔法Lv1、火魔法Lv1、風魔法Lv1、無魔法Lv4、消費MP13 無魔法ダブル)
「貫通体:水流」エヴォケーション、インヴォケーション
(地魔法Lv1、水魔法Lv2、火魔法Lv1、風魔法Lv1、無魔法Lv4、消費MP13 無魔法ダブル)
「貫通体:炎」エヴォケーション、インヴォケーション
(地魔法Lv1、水魔法Lv1、火魔法Lv2、風魔法Lv1、無魔法Lv4、消費MP13 無魔法ダブル)
「貫通体:空気」エヴォケーション、インヴォケーション
(地魔法Lv1、水魔法Lv1、火魔法Lv1、風魔法Lv2、無魔法Lv4、消費MP13 無魔法ダブル)
「貫通体:火炎」エヴォケーション、インヴォケーション
(地魔法Lv3、水魔法Lv1、火魔法Lv3、風魔法Lv1、無魔法Lv4、消費MP17 無魔法ダブル)
「貫通体:氷」エヴォケーション、インヴォケーション
(地魔法Lv1、水魔法Lv3、火魔法Lv3、風魔法Lv1、無魔法Lv4、消費MP17 無魔法ダブル)
魔力を一点に集中させ、元素を貫く攻撃魔術。
貫通力の強化は無魔法に、弾頭威力の増大には全ての元素魔法にMPを注ぎ込む必要がある。




