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02.悪運

身支度を終えた私は朝食をとっていた。



そして今日最初の悪運が私に襲い掛かった。


「パリーンッッ」


大きな音でコップが割れる。

落としたわけじゃない。

レンジで温めすぎたわけでもない。


そう、これが私の悪運。

なにもしないのにコップが割れる。

でもそんなのはもぉ日課なのだ。


コップが割れたのなんてなかったかのように朝食を済ませた。



私は5分もたたないうちに歯を磨き、電気とテレビを消し、戸締まりをして会社に向かった。


本当の悪運はここからが始まり。

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